商品名:
ハズマット・モディーン/ボンファイア(CD)
メーカー:
サンビーニャ・インポート(Jaro)
メーカー型番:
JASI-31044
価格:
3,410円(税込)
移民の国アメリカの消えゆく混交伝統音楽文化のエッセンスと共に 同国が今抱える混迷、葛藤、そして希望の光を描き出した傑作! 移民の国アメリカ合衆国に息づくルーツ・ミュージックを現代に甦らせ、独自のスタイルでアップデートしている音楽グループ:ハズマット・モディーン。ブルース、スウィング・ジャズ、R&Bといった北米のルーツ・ミュージックをベースに、アフリカやアジア、東欧音楽の要素などを取り入れるという革新的な姿勢が、アメリカン・ルーツ・ミュージック・ファンのみならず、ワールド・ミュージック・ファンからも高い支持を得ています。 ハズマット・モディーンはヴォーカル/ハーモニカを担当するウェイド・シューマンを中心に、ハーモニカ奏者2名、ベース・パートを担うスーザフォン(チューバ)他といった特異な編成によって、1998年に結成されました。ニューヨークを拠点に活動を続けていた彼らは、2006年にデビュー作『バハムート』(ライス BBR-338)を発表。こちらはビルボードのブルース・チャートで12位という好成績を記録しました。続く2011年の2作目『シケイダ』(ライス JAR-5225)では、ナタリー・マーチャントやアルバム『ゴー・スロウ・トゥ・ラゴス』(ライス BDR-8004)も話題となった西アフリカ・ベニン出身のガンベ・ブラス・バンドが参加。ここからさらにディープなサウンドを展開させていきました。また、この作品までメンバーは流動的でしたが、その後アコーディオン奏者が加入。同メンバーによって世界ツアーを行ったことにより、グループとしての結束が固められていきました。その過程は2014年にリリースされた『ライヴ』(サンビーニャ・インポート JASI-476)にまとめられています。 その後2015年には『ライヴ』で披露したグループ新編成による初のスタジオ作品をリリース。同作品では、時にウェイド・シューマン以外のメンバーがリード・ヴォーカルをとるなどし、それまであった〈ウェイドによるワンマン・バンド〉というイメージが払拭されました。また、ロシア連邦トゥバ共和国のホーメイ・グループ:アラシュ・アンサンブルをゲストに招き〈ホーメイの響きとブルースの融合〉を行うという斬新な試みも。そして2019年、結成20年目にリリースした『ボックス・オヴ・ブレス』(サンビーニャ・インポート JASI-24029)では、西アフリカ・マリの伝統音楽家:バラ・クヤテによるバラフォン(西アフリカの木琴)や、ハンドメイドの擦弦楽器ダクソフォンが登場するなどし、ワールド・ミュージック的志向がさらに強化されました。 そして今回ご紹介するのは、2023年リリースのアルバム『ボンファイア』。こちらは前作までの流れとは打って変わり、ある種彼らの原点回帰的な作品となりました。編成は、ヴォーカル/ハーモニカのシューマンを中心に、ギター/ハーモニカ/ドラムズ/パーカッション/チューバ/サックス/トランペット/トロンボーン、そしてヴァイオリンほか。ヴァイオリニストとして今回正式加入したのは、彼らのライヴ・ステージでの演奏もお馴染みとなったデイジー・カストロです。 今回のレコーディングの舞台となったのは、北米屈指の移民の街としても知られるNYクイーンズ地区。なんとも渋い70年代風フォーク・ブルースからブラスの効いたロックステディ〜レゲエ風ナンバー、ハーモニカをフィーチャーした洒脱なスウィング・チューン、フルートとバラフォンの融合が美しいナンバー、合衆国東部〜南部の古き良きダンス・ミュージック風チューンなど、移民の国アメリカの消えゆく混交伝統音楽文化の断片を、モザイクのように散りばめています。もちろん、彼ら独自のユニークなアレンジと現代のアメリカ社会に切り込む鋭い視点、インテレクチュアルな解釈は健在。長い年月をかけて彼らがたどり着いたこのシンプルかつ洗練されたサウンドは、まさに成熟の境地であると言えるでしょう。是非ご期待ください! ●日本語による説明をつけた帯を商品に添付して発送いたします。日本語解説は同封しておりません。予めご了承ください。 トラックリスト 1. Give it all Away 2. Garden of Grievance 3. Late at Night 4. Sharpening Knives 5. Smokebush 6. Paulina 7. Too Fat to Fly 8. Delilah's Lament 9. Walk it OffVIDEO 2024年11月3日発売 HAZMAT MODINE / BONFIRE