ア−ティスト
ゴラン・ブレゴヴィッチ
タイトル
ベスト・オヴ・ゴラン・ブレゴヴィッチ
オ−ダ−番号
WRR-5182
定価(税込)
2,625円
         

東欧音楽のキング! ボスニア・ヘルツェゴヴィナの大御所音楽家のベストが登場!!


 かつてはユーゴスラヴィア連邦の商業の中心地として知られ、現在ではボスニア・ヘルツェゴヴィナの首都となった都市サラエヴォの出身で、もっとも有名な男性音楽家と言えば、こちらのゴラン・ブレゴヴィッチです。ライス・レコードから4月にリリースされた編集盤『ソングラインズ・ミュージック・アワーズ 2010』(PPR-1805)でも冒頭を飾っていた彼でしたが、そのソングラインズ・ミュージック・アワーズでは最優秀アーティスト賞を受賞するなど、いま西欧でもその評価が再びグングンと高まっています。そんな中彼の長い音楽人生を総括するベスト盤をリリースすることにいたしました。
 ゴラン・ブレゴヴィッチは1950年3月22日生まれ。ローティーンの頃にギターを手にした彼は、その後苦労しながらもバンド活動を行い、1969年にロックバンドのベース・プレイヤーとしてプロ・デビュー。当時はレッド・ツェッペリンやブラック・サバスといったヘヴィーなロックに影響を受けた音楽を演奏していた彼でしたが、その後ギタリストに転向し1974年に結成したのがビジェロ・ドゥグメというバンドでした。その後15年間に渡ってユーゴスラヴィアで最も有名なロックバンドのギタリスト/作曲家としてその名を轟かしたゴランでしたが、89年にバンドが解散した後は映画音楽の作曲家としてワールドワイドな活躍を行うようになりました。特に日本でも89年に公開された『ジプシーのとき』のサントラを手掛けた事はよく知られていますが、93年の『アリゾナ・ドリーム』(feat. イギー・ポップ)、94年の『王妃マルゴ』(feat. オフラ・ハザ)などといったサントラ作品も手掛け高い評価を得ました。そのほか、90年代後半からは自身のオーケストラ“ウェディングズ&フューネラルズ・オーケストラ”でも活動するようになったほか、セゼン・アクスやヨルゴス・ダラーラスといった海外の大物アーティストのアルバムにも携わり、その類い希な才能を披露してきました。
 そんな多才なゴランだけに、その音楽性も実に多種多様。バルカン系のブラス・ミュージックが彼の音楽的ベースになっていますが、そこにロックやジャズ、クラシック、ラテン、レゲエなどの要素を加え彩りを添えています。ただ、いわゆるゴッタ煮の音楽という訳ではなく、曲調によって上手く使い分けられるセンスを持ち合わせているのが彼の最大の特徴と言えるかもしれません。そして本作にはシャンテル、イギー・ポップ、オフラ・ハザ、セゼン・アクス、セザリア・エヴォーラ、スコット・ウォーカーといった多彩なゲストたちが参加したトラックなどが全20曲収録されています。
 まさにゴラン・ブレゴヴィッチの集大成とも言うべきベスト盤。東欧音楽最大の才人のすべてをご堪能いただけます。

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