ア−ティスト
ソフィア・レイ・コウツォヴィティス
タイトル
スーベ・アズール
オ−ダ−番号
HMR-5134
定価(税込)
2,625円
         

NYCで活躍するカリスマティックなアルゼンチン女性歌手


 一部のラテン音楽ファンの間でブレイク寸前との呼び声も高いのが、こちらの女性歌手ソフィア・レイ・コウツォヴィティス(コウツォヴィティスはギリシャ系の名前)。美しい歌声と容姿を持ち、さらに自身のルーツであるアルゼンチン音楽やその周辺の伝統音楽をも取り入れた作曲もこなせるという才色兼備な彼女が、大注目の最新盤を発表してくれました。
 アルゼンチンはブエノス・アイレス出身のソフィアは9歳より合唱団に入ってプロとして活動を開始。その後ニューヨークに移って音楽活動を行うようになりました。そして2005年にはスペイン語、ポルトガル語、英語を交えた自身のオリジナル曲のほか、ラウル・カルノータやエドゥアルド・ファルーといったアルゼンチンの有名作曲家らの楽曲、さらにはキューバやジャズのスタンダードなどをレパートリーにしたアルバム『OJALA』(SONY DISCOS)でCDデビューを飾りました。
 彼女の音楽には、地元アルゼンチンのサンバ(ZAMBA)、チャカレーラ、ガートといった音楽に加え、ブラジルのサンバ(SAMBA)、ペルーのフェステーホ、さらにはウルグアイ、コロンビアまでといった国々の音楽的要素を加えた、まさに汎南米大陸とも言える多彩な音楽をベースに持っています。そしてそんな彼女を支えるバンドの面々が奏でるラテン・ジャズ的なアプローチが、彼女からさらにモダーンなテイストを抽出してくれます。南米音楽の伝統を感じさせつつ、お洒落で都会的な雰囲気も同時に感じさせるのが、彼女の音楽の最大の特徴と言えるでしょう。
 本作はそんな彼女が今年リリースしたセカンド・アルバム。発売は今のワールド・ミュージック・シーンを支える人気レーベルの一つ“WORLD VILLAGE”からで、全世界に向けて大きくプロモーションされようとしている大注目作品です。今回は彼女の自作曲も増え、よりオリジナリティ溢れるサウンドを作り上げてくれました。さらにカヴァーとして、ペルーを代表する女性歌手チャブーカ・グランダの「CARDO O CENIZA(アザミと灰)」や、スサーナ・バカがルアカ・バップ盤で歌っていた「EL MOYORAL」などを取り上げるなど、南米音楽の伝統もしっかり踏襲している点にも注目。音楽的ルーツをしっかりと見据えつつ新しいサウンドを作りだそうという点は、全てのラテン音楽ファンに好印象を与えてくれるでしょう。
 ラテン音楽ファンが待ち望んでいたブラン・ニュー・アーティストと言えるでしょう!

試聴はこちら (MySpace) と、こちら(公式ホームページ)

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