ウディ・ガスリー

“アメリカン・フォーク・ソングの父”ウディ・ガスリー
生誕100周年を記念したスペシャル・パッケージ盤が登場！

　“アメリカン・フォーク・ソングの父”として名高い伝説のフォーク・シンガー、ウディ・ガスリー。その生誕100周年を記念して、スミソニアン・フォークウェイズからスペシャル・パッケージの豪華な作品が登場することになりました！
　ウディ・ガスリーの生年はもちろん、ちょうど100年前となる1912年。7月14日のことでした。オクラホマ州の家庭に生ま育ちましたが、14歳で母を亡くし17歳で一家離散を経験。ウディはこのころより日雇い労働をしながらアメリカの西部や南部を放浪しました。そこでみた人々や社会の姿が彼の原点となったのです。またウディは音楽的なセンスが良く、いわゆる“耳コピー”が大変うまかったそうです。
　そんなことからまずウディは労働組合の集会などで歌をうたい、また新聞でコラムを発表するなど活動家としても活躍しました。そしてその歌に注目が集まったのは1930年代中ごろ。カリフォルニアでフォーク・ソングや自作のプロテスト・ソングをラジオでうたい、人気歌手となったのです。その後、ニューヨークに移ると、当地のフォーク・ミュージック・シーンで熱烈に歓迎され、そこで初めての録音を経験しました。それからは企業などからノヴェルティ・ソングの依頼もあり、人気を確立。反戦歌などを含む彼の代表曲を多く生み出した1940年代は彼の全盛期ともなりました。この時代には自伝『ギターをとって弦をはれ』も執筆しています。
　しかし40年代も終わりに近付くと体調が悪化。活動は続けるものの以前よりも活発ではなくなり、1967年に亡くなりました。しかし折しも時代はフォーク・リヴァイヴァルの季節。ウディの存在はボブ・ディランなどにも影響を与えたことはあまりにも有名です。
　そんなウディの生誕100周年を祝った作品が本作です。ＬＰサイズの豪華フルカラー・ブックレットは150ページにも及び、彼が書いた多くのドローイングや当時の貴重なレコード・ジャケットを掲載。しかもこの国内盤では、詳細に書かれた彼のバイオグラフィの対訳を付けてリリース！　これは日本語の資料としてかなり貴重です。
　また３枚のＣＤには全57曲収録され、もちろん彼の最重要録音の他に、21曲の未発表ヴァージョンと、これまでまったく公開されたことのない“新曲”が収録されています！
　100周年記念でリリースされるこの作品以上のものが、今後リリースされる可能性はまずないでしょう。アメリカン・フォーク・ミュージック・ファンだったら、これは一家に１セットと断言できる決定盤です！

試聴はこちら（スミソニアン・フォークウェイズ公式ＨＰ）