亡くなってからすでに17年経過した今でも新たなファンを獲得し続けているのが、ご存知ファドの女王ことアマリア・ロドリゲス。
弊社では多くのアマリア作品を国内盤仕様で発売してきました、もちろんすべてをコンプリートできている訳ではありません。また諸事情で廃盤となってしまった作品もございます。
今回はそんなアマリア作品の内、まだ一般発売していない貴重な作品や豪華仕様盤などをウェブ・サイト限定で先行販売することにしました。ファンであれば是非とも手にして欲しいコレクターズ・アイテムばかりです。
アマリア・ロドリゲス/ファドはポルトガルの心(50周年デラックス・エディション)(2CD)
<1965年の名作に未発表音源を多数追加したデラックス・エディション!>
「ポルトガルのファド」と誇り高く題された、傑作の誉れ高い1965年作。61年の意欲作『ブスト』で共同作業を行ったフランス人作曲家アレン・ウルマンが引き続き参加して、『ブスト』以上に地に足のついたファド現代化の試みを進めたアルバムで、伴奏はギターラ(ポルトガル・ギター)とヴィオーラ(ギター)の伝統スタイル。アマリアの歌声は風格を増し、堂々とした気高さを感じさせます。アマリアの目指す理想のファドにまた一歩近づいた名作です。
リリースから50年を記念してリリースされたのが、この2枚組デラックス・エディション。CD1にはオリジナルLPの12曲を初CD化となるオリジナル・モノラル・ヴァージョンで収録、また同じセッションでレコーディングされた既発曲10曲を追加しています。CD2には初公開となる別テイクやテスト録音などの同セッションにおける未発表音源を収録。
※当ショップ限定で『ファドはポルトガルの心』(ライス IYR-5246 廃盤)の解説を添付し発送致します。
アマリア・ロドリゲス/カンタ・ポルトガル(2CD)
<ポルトガル民謡を歌った66〜72年のセッションをまとめた2枚組! >
60年代後半から70年代初頭にかけて、アマリアが力を入れてレコードに残したのがポルトガルの民謡でした。リスボンのファドだけではなく、幅広い地域の民謡作品を歌うことで、アマリアは真の意味でポルトガルを代表する歌手に成長してゆきました。
本作はそのアマリアの民謡プロジェクトのレコーディング全61トラックをCD2枚にまとめた、集大成的作品。CD1には66年第一弾、71年の第二弾のLPそれぞれ12曲、CD2にはライス・レコードから『わが祖国ポルトガルを歌う』(廃盤)として発売した72年の第三弾LPの12曲を収録。更に、シングル盤収録曲や別ヴァージョン、未発表音源等を25トラック追加し、アマリアの民謡プロジェクトの全貌を一気に味わえます。
※当ショップ限定で『わが祖国ポルトガルを歌う』(ライス IYR-5274 廃盤)の解説を添付し発送致します。一部収録曲を対象とした解説である点、ご了承ください。
アマリア・ロドリゲス/サムデイ
<1965年英語曲レコーディング・セッションの全貌!>
アマリアが民謡プロジェクトに取り組む前年、1965年に彼女は英プロデューサー、ノーリー・パラマー指揮のオーケストラと共に英語曲のレコーディングを行いました。そこで吹き込まれた8曲は後の1984年にLP“Amália na Broadway”として発表されました。本作はそのレコーディングから50年を記念した新編集盤。既発の8曲の英語スタンダード・ナンバーに加え、このセッションでレコーディングされた自身のレパートリ‘Ai Mouraria’、‘Solidão’、‘Lisboa Antiga’、‘Coimbra’の新録ヴァージョンや別テイク、そして完成しなかった‘The Man I Love’の一部などの貴重な音源を収録しています。
アマリア・ロドリゲス/アット・アビー・ロード(コンプリート・セッションズ)
<アマリアの海外進出のスタート地点となった1952年ロンドン録音集>
1952年ロンドンのアビー・ロード・スタジオでの録音19曲を集めた作品。当時、SP盤で発売されたこれらの録音ではブラジルやスペインのナンバーを交えつつ、アマリアがそれまでうたってきたファドを集大成している記念碑的レコーディングです。彼女がその後も繰り返しうたう名曲のオリジナル・ヴァージョンがいくつも収録され、そのキャリアを振り返る上で避けては通れない音源です。以前『アビー・ロード1952』としてライス・レコードから発売していたものと同内容(曲順は異なります)ながら、同作は既に廃盤、未入手の方はこちらをお勧めします。2012年リマスター。
※当ショップ限定で『アビー・ロード1952』(ライス IYR-5244 廃盤)の解説を添付し発送致します。解説記載の曲順と本盤の曲順が異なりますがご了承ください。
アマリア・ロドリゲス/アット・ザ・パリ・オランピア
<アマリアが世界に飛び立つきっかけになった1956年の歴史的公演ライヴ・アルバム!>
アマリアが世界的なスターに成長するキッカケとなった1956年のオランピアにおける公演のライヴ・アルバム。オランピアは戦後のパリの音楽シーンの聖堂とも言える重要なミュージック・ホール。そこにポルトガル人としてはじめて出演したのが、フランス映画『過去を持つ愛情』の挿入歌「暗いはしけ」をヒットさせたばかりのアマリアでした。はじめてナマのファドを聞くフランスの聴衆たちを相手にしたステージ。アマリアは緊張を感じさせながらも、全精力を込めて歌う。そして大喝采。ファドが世界に飛び立つ瞬間の輝きを真空パックした歴史的なアルバムです。
以前『オランピアのアマリア・ロドリゲス』としてライス・レコードから発売していたものと同内容ながら、同作は既に廃盤、未入手の方はこちらをお勧めします。2011年リマスター。
※当ショップ限定で『オランピアのアマリア・ロドリゲス』(ライス IYR-5203 廃盤)の解説を添付し発送致します。