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オフィス・サンビーニャのブログ
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2023年02月18日
中村とうようの「ボサ・ノーヴァ物語」 発売決定!

ディスコロヒア 2年ぶりの新作
『中村とうようの「ボサ・ノーヴァ物語」 青春篇  源流篇  放浪篇』
2023年3月26日発売決定!


「ボサ・ノーヴァという音楽を知るためにもしもひとつだけアルバムを買いたい人がいたとしたら、ぼくは間違いなくこれをお勧めする」-----田中勝則(音楽評論家/ディスコロヒア主宰)


復刻専門レーベル“ディスコロヒア”が、約2年ぶりに新作を発表することになりました。

<2023年3月26日発売新譜>
『中村とうようの「ボサ・ノーヴァ物語」 青春篇  源流篇  放浪篇』(3CD BOX)

【早割がお得です】
3月12日までに弊社ウェブショップでご予約された場合、早割15%オフが適用されます。
→早割は終了しました。発売日当日までは通常通り予約割り10%オフが適用されます。

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https://www.sambinha.com/e-commex/cgi-bin/ex_disp_ite
m_detail/id/DISCOLOGIA-027/



●ディスコロヒア、2年ぶりの新作!
●とうようズ・アチーヴメント 第一弾作品
●ボサ・ノーヴァの歴史を多角的に見つめ直した「マスト・アイテム」

音楽評論家の中村とうようさんが亡くなったのは2011年。今年は13回忌に当たります。

この3枚組アルバムは、そんな中村とうようさんが残した仕事を少しでも多くの皆さんに思い出してもらおうと企画されたシリーズの第一弾。これはそのブラジル音楽篇です。
ボサ・ノーヴァに長年接してきたとうようさんならではの独自の切り口で語られる、とてもユニークな「ボサ・ノーヴァ物語」です。

ボサ・ノーヴァのはじまりはジョアン・ジルベルトが1958年に録音した「想いあふれて」とされますが、とうようさんの「ボサ・ノーヴァ物語」は、さらに軽やかでボサ風味が増した第2弾シングル「ジサフィナード」からスタートします。
そのジョアンやジョビンをはじめ、ボンファー、バーデン、ヴァーリ、シルヴィア・テリスら、ボサ・ノーヴァのオリジネイターたちが残した黄金期の音源をたっぷり楽しめるのが「青春篇」。

そして「とうよう節」がさらに独自色を増すのが、その次の「源流篇」です。
ここで試みられるのはボサ・ノーヴァのルーツ探し。
1930年代のノエール・ローザから、サンバ・ジ・ボサと呼ばれる独特のファンキーな味わいを持ったサンバ、次いでサンバのモダン化の原点となったヴォーカル・グループ、さらには初期のサンバ歌謡と、ボサ・ノーヴァの源流となった古典的名演が勢ぞろいします。

そして3枚めの「放浪篇」はアメリカに渡ったボサ・ノーヴァがジャズやポップへと拡散し、ブームとなった時代の音源をたどりながら、永遠に新鮮なこの音楽のヒミツに迫ります。
ハービー・マンやキャノンボール・アダレイらによるジャズ・サイドからのアプローチ、そしてラテンのティト・プエンテからロックのシャドウズまで飛び出す多彩な選曲は、この時代の音楽をリアルタイムで追ってきたとうようさんならでは。
ボサ・ノーヴァという音楽をこれほど多角的に分析し、多彩かつ芳醇な味わいを楽しめるアルバムは、世界に二つと存在しません。

誰もが一生手元に置いておきたい「マスト・アイテム」です。

カテゴリーなし | 10時10分 | ↑トップ
2023年02月17日
中村とうようの「ボサ・ノーヴァ物語」●青春篇 ●源流篇 ●放浪篇(3CD BOX) 曲目表

※商品ページでは文量が多すぎて容量を超えてしまうため、こちらにトラックリストを掲載いたします。

『ボサ・ノーヴァ物語●青春篇』
1. ジョアン・ジルベルト/デザフィナード
2. ジョアン・ジルベルト/ワン・ノート・サンバ
3. エリゼッチ・カルドーゾ/想いあふれて
4. アントニオ・カルロス・ジョビン/アフェリシダージ(しあわせ)
5. ルイス・ボンファー/オルフェのサンバ
6. アゴスチーニョ・ドス・サントス/おまえのせいで
7. ディック・ファーニー/死ぬほどサウダージ
8. ディック・ファーニーとクラウデッチ・ソアーリス/ジマイス
9. バーデン・パウエル/イパネーマの娘
10. バーデン・パウエル/ボサ・ノーヴァによる即興
11. シルヴィア・テリス/ジンジ
12. カルロス・リラ/ぼくに同情を
13. マルコス・ヴァリ/夏のサンバ
14. マルコス・ヴァリ/もっと愛を
15. オスカル・カストロ・ネヴィス/悲しみの涙
16. クァルテート・エン・シ/愛に死す
17. ヴィニシウス・ジ・モライスとクァルテート・エン・シ/ふしだら娘
18. アントニオ・カルロス・ジョビン/サンバだけ踊る
19. ジョアン・ジルベルト/小舟
20. ジョアン・ジルベルト/もっと素敵なこと
21. ロジーニャ・ジ・ヴァレンサ(ギター)とセルジオ・メンデス・トリオ/私の悲しみ
22. セルジオ・メンデス・トリオ/ファヴェーラ
23. ジョルジ・ベン/マシュ・キ・ナーダ
24. カイターノ・ヴェローゾ/カヴァレイロ
25. マリア・クレウザ/使者
26. マリア・クレウザ/おまえとぼく
27. タンバ・トリオ/静かな愛

『ボサ・ノーヴァ物語●源流篇』
1. ノエール・ローザ/酒場のおしゃべり
2. ルイス・バルボーザ/リゾレータ
3. シロ・モンテイロ/偽のバイーア娘
4. ジェラルド・ペレイラ/申しぶんない貴婦人
5. ロベルト・シルヴァ/エスクリーニョ
6. バンド・ダ・ルア/月を見ながら
7. オス・カリオーカス/さよなら、アメリカ
8. ディック・ファーニー/ニックのバー
9. ルシオ・アルヴィスとディック・ファーニー(伴奏:ジョビン)/小さな家
10. ラダメース・ニャタリ/2枚の伝票
11. ラウリンド・アルメイダとバド・シャンク/スピーク・ロウ
12. チト・マジ/何も言うなよ
13. ジョニー・アルフ/しあわせな若者
14. エリゼッチ・カルドーゾ/帰りの歌
15. マイーザ、ジャメロンほか/リオ・デ・ジャネイロ交響曲[モロ〜明日のサンバ]
16. アゴスチーニョ・ドス・サントス/太陽の道
17. ビリー・ブランコ/美少年
18. ドローリス・ドゥラン/情事の終わり
19. ルシオ・アルヴィス/思い違い
20. ルイス・ボンファーとアントニオ・カルロス・ジョビン/疑惑
21. ロベルト・パイヴァ/みんながきみと同じだったら
22. エリゼッチ・カルドーゾ/カーニヴァルの朝
23. ジュカ・シャヴィス/ボサ・ノーヴァ大統領

『ボサ・ノーヴァ物語●放浪篇』
1. アントニオ・カルロス・ジョビン/イパネーマの娘
2. ロベルト・メネスカル/小舟
3. キャノンボール・アダリーとセルジオ・メンデス/ジョイスのサンバ
4. ハービー・マン/恋に違いない
5. バド・シャンク/帰り道
6. シルヴィア・テリス/ディスカッション
7. ボラ・セッチ/ソウル・サンバ
8. モアシール・サントス/エヴォーカティヴ
9. オスカー・ブラウン・ジュニアとルイス・エンリーキ/バハ・リンパ
10. ジャッキー&ロイ/悲しみのサンバ
11. ブロッサム・ディアリー/コルコヴァード
12. ポール・デズモンド/サンバ・カンティーナ
13. ズート・シムズ/レカード(パート2)
14. ティト・プエンテ/ゴサ・ボバ
15. ロス・フェデリーコス/サンバだけ踊る
16. ピエール・バルー(映画『男と女』サントラから)/サンバ・サラヴァー
17. バート・バカラック/小さな祈り
18. イーディ・ゴーメ/恋はボサ・ノーヴァ
19. ザ・シャドウズ/ボサ・ルー
20. ジョニー・アルフ/ご覧
21. チト・マジ/私にほほえんだ
22. シヴーカ/フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン

カテゴリーなし | 09時40分 | ↑トップ
2023年02月03日
中村とうようコレクション解放運動について

弊社が創立当初から大変お世話になったのが、音楽評論家中村とうようさんでした。
2011年に亡くなられたので今年の命日(7月21日)がちょうど13回忌にあたります。
その中村とうようさんが生前遺された音楽ソフトや楽器、書籍といった資料(=中村とうようコレクション)は、東京小平にある武蔵野美術大学に寄贈されていることは、もしかするとご存知かもしれません。
レコードやCDだけで7〜8万枚ほど、さらに世界中から集められた楽器や音楽関連の書籍などといった資料を併せるとおそらく日本一の規模で、あの国会図書館でも網羅できていない部分もあるのではないかと思われます
そしてとうようさんは、それらを同学に寄贈するだけでなく、学外に向けてシンポジウムを行い、その普及に努めることを希望されていました。
そしてその一環として2014年には大規模な展覧会を開催しており、さらに立派な図録も作成、これは弊社が一般発売させて頂きました。

さてそんな「中村とうようコレクション」の状況が、2019年に同学の理事長が交代してから一変してしまい、それまでは盛んだった学外への普及活動はすべて中止となり、コレクションは学内でのみでしか公開されないことになりました。
これら大変資料価値のある専門的なコレクションを、音楽が本分ではない美術大学が独占してしまったら、それはもう「死蔵」といってしまっても過言ではありません。これは実に忌々しき状況と言えます。

実はこのコレクションの後見人をしているのが、弊社の創始者で現在ディスコロヒアを主宰する田中勝則。
田中の願いはとてもシンプルで、
「せめて学外の研究家たちも自由に参加できるコレクション普及のための小さなシンポジウムをやらせて下さい」
ということです。
その経費は中村とうようさんが残された遺産からまかなうので、大学側にはデメリットは無いはずです。
しかし現時点で、学外への普及活動は一切しないという方針は変わらないようで、回答を頂いておりません。

弊社オフィス・サンビーニャとしてはこの事に対し、残念と思うだけでなく、その素晴らしい音楽財産を武蔵野美術大学だけで独占している状況に大変憤りを感じております。
尽きましては、田中勝則が旗振り役として始まった「中村とうようコレクション解放運動」への参加を表明しました。
さらに同学理事長に対して「嘆願書」(今後公開する予定)を1月30日に送付し、その旨を伝えたところです。

もしこの件にご賛同頂けるようでしたら、まずはSNS等で拡散をお願いします。
この件に言及した田中勝則のfacebook(https://www.facebook.com/katsunori.tanaka.718)の1月29日の投稿をシェアするだけでも構いません。
また、もし可能でしたら、その投稿のスレッドにあるように
武蔵野美術大学の白賀洋平理事長に嘆願書を送っていただけたらと思います。

送り先
〒187-0032 東京都小平市小川町1丁目736
学校法人武蔵野美術大学
理事長 白賀洋平様

何卒よろしくお願いいたします。

カテゴリーなし | 12時17分 | ↑トップ
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