1960年代から現在まで第一線のギタリストとして活躍しているトルコ人音楽家ムスタファ・オズケント。国営のオーケストラでアレンジャーとしても名を馳せたムスタファは、73年に発表した〈Gen考ik ile elele〉というサイケ・レアー・グルーヴ作品が後年イギリスでも復刻されるなど、その人気は世界的な広まりを見せてきた。その彼が44年ぶりに、〈Gen考ik ile elele〉と同じコンセプトで制作したのが本作。腕利きの若手音楽家らの演奏をバックに、トルコ風味香るサイケなエレクトリック・ギターを存分に楽しませてくれるインストゥルメンタル作品だ。トルコ民謡をベースに、ロックやファンク、アヴァンギャルド、インプロ、ジャズ、ニューエイジ…と様々なジャンルの要素が見え隠れする奥深い1枚!