|
商品名: |
ジョン・ライト/プロムナード(CD) |
メーカー: |
サンビーニャ・インポート(Buda Musique) |
メーカー型番: |
BDSI-3190 |
価格: |
3,300円(税込) |
[予約販売] |
|
|
|
2025年3月16日発売新譜 ジュース・ハープのマエストロが残した素晴らしき口琴の世界!
フランス語ではギンバルド(Guimbarde)、英語ではジュース・ハープ(Jews-Harp)、そして日本では口琴と呼ばれるこの楽器は、金属や竹で作られた小さな楽器で、口に当てながら弾くことで独特の振動音を出します。世界中の民俗音楽で使われ、モンゴルや日本、東南アジア、アフリカ、ヨーロッパ各地にその仲間が点在していることで知られています。そんな口琴に“魂を吹き込んだ男”として語られてきたのが、イギリスに生まれ主にフランスで活動を行ってきた口琴の世界的な名手ジョン・ライト(1939-2013)でした。 シャンティ(船乗りの歌)やフィドル演奏の名手でもあったジョン・ライトは、妻のカトリーヌ・ペリエと共に欧州や北米で伝統音楽の演奏を行う一方で、1969年にはフランス初のフォーク・クラブ《Le Bourdon》を設立し、若い世代に伝統音楽を広めてきました。そしてアイリッシュ音楽、中世音楽、英人音楽出版者ジョン・プレイフォードの楽曲など幅広いジャンルの音楽を録音し、受賞歴のあるアルバムも数々発表しました。また伝統音楽研究家としてはロンドンのCecil Sharp Houseで口琴の録音を調査するほか、オックスフォードのピット・リヴァース博物館やパリのミュゼ・ド・ロムで口琴の収蔵品を研究。またジュヌヴィエーヴ・ドゥルノン=トレルと共に著書『Les Guimbardes du Muse de l’Homme』(1978年)を出版し、口琴の構造と音響学的特性を解明するなど、アカデミックな面ものぞかせました。さらにスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂の石彫に刻まれた楽器を復元し、その成果をスペイン国王の前で披露したこともありました。 そんな彼の演奏を通じて、口琴の持つポテンシャルと音響的なテクニックを再発見することができるのが、1989年に録音された本作“PROMENADE”(散策路)という作品です。ここでジョンはイギリス/ノルウェー/ネパールといった国で使われているものから、西アフリカのハウサ人やインドシナのミャオ人のものまで、さまざまな口琴を使用してその音の違いを自身の歌を共に11トラック紹介しています。さらにブックレットにはジョンの研究家や友人たちによるたくさんのライナーノーツ(仏文/英文)が含まれていて、その中には口琴の構造の説明や、音声波形を掲載して各曲で使われているさまざまな口琴の違いを分析したものまで、徹底的に口琴という楽器に拘った内容に仕上がっています。もちろん聴き所はジョンによる摩訶不思議な口琴の演奏で、まるで初期のアナログシンセのデモンストレーションのような旋律が、CDの収録時間ギリギリの77分も収録されています。 民俗音楽ファンのほか、楽器研究家や単に風変わりな音楽を探されている方などにもお勧め出来る1枚です。
●日本語による説明をつけた帯を商品に添付して発送いたします。日本語解説は同封しておりません。予めご了承ください。
トラックリスト 1. Promenade 2. Srie Parallle, Dcale, Rentrante 3. Clowns Musiciens 4. Old Spaud’s Hornpipe 5. Pas De Deux 6. La Sortie Des Masques 7. Ni Feu Ni Flamme 8. Inflexions 9. Cuddie Clauder 10. Ritournelle Dcortique 1 11. Ritournelle Dcortique 2
2025年3月16日発売 JOHN WRIGHT / PROMENADE |