商品名:
ベニーテス・バレンシア・トリオ/エクアドル(CD-R)
メーカー:
サンビーニャ・インポート(Smithsonian Folkways)
メーカー型番:
FLSI-31061
価格:
3,410円(税込)
《Smithsonian Folkways所蔵:Cook Records》 甘美でロマンティックなハーモニーと滑らかなギター演奏が絡み合う、エクアドルの超美麗音楽! 音の「資料化、保存、普及」を通じ、人々が持つ文化的多様性や相違に対する理解/向上の促進を目指している米国の名門レーベル〈スミソニアン・フォークウェイズ〉。今回は同レーベルが所蔵する〈Cook Records〉のコレクションより、1958年にリリースされたエクアドルのフォルクローレ作品をご紹介いたします。 〈Cook Records〉はオーディオ・エンジニア兼発明家のエモリー・クック(1913-2002)によって1952年に設立(サブ・レーベル:Sounds of our Times /Cook Laboratories)。創業から66年にかけ、約140タイトルの作品をリリースしています。当時同レーベルの録音技術は〈世界最高品質〉とされていましたが、作品をいくつかお聴き頂けば、時代を感じさせないそのクォリティの高さに驚かれることかと思います。同レーベルのカタログを飾るのは、北米/南米/カリブ海のポピュラー・ミュージックと伝統音楽、そして機械音や自然音などの非音楽作品。魅力的な作品が並びますが、中でもカリブ海の音楽(カリプソ/スティール・ドラム/キューバ音楽ほか)のラインナップは、内容/録音クォリティ共に目を見張るような素晴らしさがあります。レーベルとしてはやや短命となってしまったCook Recordsですが、1990年になると、エモリー・クックは同レーベル所蔵のマスター・テープ、特許、その他をスミソニアン博物館に寄贈。Sithsonian Folkwaysを介し、現在は125タイトルのアルバムが流通しています。 そんな同レーベルより今回ご紹介するのは、南米西海岸にある赤道直下の国エクアドル出身のフォルクローレ・グループ:ベニーテス・バレンシア・トリオによる作品。同グループは、ゴンサロ・ベニーテス・ゴメス(1915-2005。ファースト・ヴォーカル)とルイス・アルベルト・バレンシア(1918-70。セカンド・ヴォーカル)のデュオによって1942年に結成。ベニーテス/バレンシアによるロマンティックなハーモニー、事実上3人目のメンバーとして知られるボリバル・オルティスのエモーショナルな即興ギター演奏によって織り成された美しいアンサンブル・サウンドは、瞬く間に大きな人気を集めることとなりました。またベニーテス/バレンシアの両名は、エクアドル音楽未来発展への鍵として、エクアドルの土着音楽(インカ文化)にも着眼。19世紀に一世風靡した南米のワルツ音楽:パシージョの要素を導入するなどといった試みもなされています。以上のような素晴らしいミュージシャンシップとその意欲的な活動により、同グループはエクアドルにおけるムジカ・ナシオナル運動黄金時代を牽引する存在、そしてエクアドル伝統音楽の継承者を代表する存在となっていきました。 今回ご紹介する1950年代録音の本作は、彼らの真骨頂である甘美でロマンティックなハーモニーと流麗なギター演奏を思う存分堪能することができる一枚。メキシコの歌謡音楽:ボレーロをはじめとした〈美麗なヴォーカル・ハーモニー+ギター演奏〉というスタイルの音楽がお好きな方には、特にオススメいたします! ●日本語による説明をつけた帯を商品に添付して発送いたします。日本語解説は同封しておりません。予めご了承ください。 トラックリスト 1. Romantico Quito 2. Tunda, Tunda 3. Si Tu Me Olvidas 4. Romance de Mi Destino 5. El Chulla Quiteno 6. Ojos Azules 7. Punales 8. La Naranja 9. Longuita Mia 10. Vasija de BarroVIDEO 2024年2月23日発売 BENiTEZ-VALENCIA TRIO / ECUADOR