フランス領マルチニークの主都フォルト・ド・フランスにて1960年に生まれたマリオ・カノンジュは、ジャズ・フュージョン・バンドの《Ultramarine》や、ズーク・バンド《Sakiyo》などで活躍。1991年よりソロとしてキャリアをスタートさせ、『Retour Aux Sources』や『Rhizome』といった名作を発表してきた彼は、自らの音楽的ルーツとジャズとの融合を目指した《クレオール・ジャズ》というスタイルで大きな人気を獲得した。そんなマリオがグァドループ出身のアーノウ・ドルメン(ドラムズ)、ズーク時代から活躍するマルチニーク出身のミシェル・アリボ(ベース)とのトリオ名義で発表した2023年作がこれだ。2018年作『Zouk Out』の楽曲などを、メンバー全員のルーツであるフレンチ・カリビアンの持つ熱いグルーヴ感、そして白熱のジャズ・インプロヴィゼーションで楽しませてくれる。
トラックリスト A-1. A Fleur De Terre A-2. Madikra A-3. Vid Bo Kay B-1. Karnaval Blues B-2. Les 3 Fleuves B-3. Entre La Pele Et l'Ararat
2023年12月10日発売 MARIO CANONGE TRIO / MARIO CANONGE TRIO