コンゴ民主共和国の女性歌手ファヤ・テスは、タブー・レイ・ロシュローのグループ〈アフリーサ・アンテルナシオナール〉に80年代半ばから参加。2000年以降はソロとしてのキャリアを着実に積み重ね、ルンバ・コンゴレーズの伝統をいまに受け継ぐ第一人者として精力的に活動を続けている。その彼女が故き良き時代の名曲を歌う「AU TEMPS DES CLASSIQUES」シリーズの第7弾&8弾として2019年に発表した本作では、これまで通りカイエン・マドカ、ウタ・マイ、ニボマといったヴェテランたちが歌やギターで参加。フランコやグラン・カレといった音楽家の楽団で活躍したマディルー・システムやパパ・ノエルの楽曲のほか、ニボマがかつて所属していたオルケストル・ベラベラ、リプア・リプア、カマレー・ディナミックのヒット曲などを取り上げ、ファヤの優雅な歌声とトロピカルな伴奏で楽しませる。コンゴ音楽ファンならこれも必携だ!