|
|
| 商品名: |
マルコ・メスキーダ・トリオ/タクティル(CD) |
| メーカー: |
サンビーニャ・インポート(GALILEO MUSIC) |
| メーカー型番: |
GLSI-3444 |
| 価格: |
3,740円(税込) |
| [予約販売] |
|
|
|
2026年3月8日発売新譜 ECMを聴いてきた耳にこそ届く 静けさの奥で、確かに脈打つトリオ・サウンド!
スペインの俊英ピアニスト、マルコ・メスキーダ(Marco Mezquida)のトリオによる最新作が登場します。 クラシックの精緻さと即興の閃きを併せ持ち、「本当は歌手になりたかった。ピアノで歌おうとしている」と語るマルコは、イベリア半島を代表する音楽家のひとりとして国際的に高い評価を受けてきました。近年では、ファド歌手リナとの共演作『オ・ファド』(ライス GLR-32050)においても、その“歌うピアノ”の資質が鮮やかに示されています。マルコは1987年、地中海西部に位置するスペイン領バレアレス諸島メノルカ島の都市マオー(Ma, Mahn)に生まれました。学校教師の家庭に育ち、7歳で地元の音楽学校に入学。クラシック・ピアノやオルガンを中心に、幼少期から音楽教育を受けています。その後バルセロナに渡り、カタルーニャ高等音楽院(ESMUC)でジャズを本格的に学び、アグスティ・フェルナンデス(Agust Fernndez)ら第一線の音楽家のもとで、即興を軸とした独自の語法を確立していきました。 本作『タクティル』は、スペイン・カタルーニャ出身のアレイシュ・トビアス(Aleix Tobas/ドラム、パーカッション)、モスクワ生まれのキューバ人音楽家マルティン・メレンデス(Martn Melndez/チェロ)との固定トリオによる4作目のアルバムです。2010年代半ばから活動を共にしてきたこの編成は、作曲と即興を高い次元で融合させ、ピアノ・トリオという枠組みを、より室内楽的で立体的な音像へと拡張してきました。長年の共演によって培われた深い呼吸と信頼関係が、ここでは音の密度として結実しています。ピアノ、チェロ、打楽器が生み出すサウンドは、派手な展開や過剰な即興に頼るものではありません。むしろ、音と音のあいだに生まれる間(ま)、響きの余韻、アンサンブルの質感そのものに重心が置かれています。その佇まいは、ECMレーベルの作品群に親しんできたリスナーにとっても、きわめて親和性の高いものと言えるでしょう。そしてタイトルが示す通り、本作の主題は〈触覚〉です。音が非物質的に消費されがちな現代において、マルコは音楽が本来もつ身体性へと立ち返ります。鍵盤を打つ指の重み、弦をこする弓の摩擦、膜を撫で、叩く手の動き──そうした身体的なジェスチャーが、そのまま音の輪郭として立ち上がり、演奏の気配や温度までもが聴き手に伝わってきます。 ここには《ボレロ》の作曲者として知られるラヴェル(Maurice Ravel)へのオマージュを感じさせる楽曲や、セザリア・エヴォラ(Cesria vora)の名曲を素材とした解釈も収録され、クラシック、地中海音楽、ジャズといった要素が自然なかたちで溶け合っています。さらに終盤には“plor per Palestina(パレスチナへの涙)”と副題をもつ楽曲が置かれ、現代世界の不条理や痛みに対する静かなまなざしが、アルバム全体に深みを与えています。 『タクティル』というタイトルが示す〈触れる〉という感覚は、単なる音色や録音の質感にとどまらず、三人の音楽家が長い時間をかけて築いてきた関係性そのものを指しているのかもしれません。即興と作曲、静けさと運動、個と全体──それらが拮抗しながら、確かな均衡点へと導かれていくプロセスが、本作には刻まれています。トリオという最小単位でありながら、そこに広がる音楽的空間は驚くほど豊かで奥行きがあります。現代欧州ジャズの成熟した姿を示す一作として、またマルコ・メスキーダの現在地を明確に伝える作品として、長く聴き継がれていくべきアルバムと言えるでしょう。
●日本語による説明をつけた帯を商品に添付して発送いたします。日本語解説は同封しておりません。予めご了承ください
トラックリスト 1. Nobles y sentimentales 2. Constantine 3. Pe di boi 4. Felice 5. Cadiz 6. Fraternitat 7. World’s hope 8. Cuando vienes 9. Hermana 10. Tactil 11. Cavalcanti 12. Malambe 13. Tempus fugit (plor per Palestina) 14. Brujula
2026年3月8日発売 MARCO MEZQUIDA TRIO / TACTIL |