早くからワールド・ミュージックに接近、ニュー・エイジ・ミュージックの先駆者となったジャズ・クラリネット奏者トニー・スコットが、1967年にインドネシアの気鋭ジャズ・ミュージシャン達とレコーディングした知られざるエキゾチック・ジャズの名盤が、インドネシアのレーベルから再発された。MPSレコーズのシリーズ〈Jazz Meets The World〉の一枚としてリリースされた本作は、トニーの「インドネシアの伝統音楽とモダン・ジャズを融合させたい」という要望を受け、当時インドネシアで最上のジャズ・ミュージシャン達が集結、レコーディングされた。インドネシアのジャズ・シーンにおいてもマイルストーンとされている記念碑的な作品だ。