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商品名: |
ダニエル・メリンゴ/リニェーラ(2LP+ダウンロード・カード/重量盤) |
メーカー: |
World Village(日本語解説付き輸入盤) |
メーカー型番: |
HMR-7059LP |
価格: |
2,970円(税込) |
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猥雑だった時代のタンゴを取り戻すシンガーが待望の日本デビュー!
こちらはLPですが、CDと同じく日本語解説を付けて出荷!
さらに、このLPヴァージョンにはCDヴァージョンには収録されていない、ボーナス・トラックを2曲追加!
すでに一部のタンゴ・ファンだけでなく、貪欲なワールド・ミュージック・ファンには知られた存在である男性歌手がついに国内盤で登場します! ライス・レコードからもさまざまタイプのタンゴ作品をご紹介し、ご好評をいただいてきましたが、こちらの作品もぜひ注目していただきたい1枚です。
ダニエル・メリンゴは1957年、ブエノス・アイレス生まれ。継父が日本でも知られたタンゴ・シンガー、エドムンド・リベロのマネージャーだったために幼いころから音楽シーンと接触します。やがて音楽学校進学してクラシック・ギターとクラリネットを学んだメリンゴは、10代後半から20代初頭にはブラジルのミルトン・ナシメントの伴奏を務め、その後、ロック・バンドに参加。そこを脱退すると、自身のバンドを結成。しかし、このとき、アルゼンチンは軍政時代。アンダーグラウンドな活動のみでした。それを嫌ってスペインに移住してやはりロック・バンドで活躍。90年代半ばに帰国すると、メンバーを集めてソロ・デビューを果たします。そのときはまだそれまでのキャリアをまとめるようなポップ〜ロック路線でしたが、転機が訪れたのが、1998年に発表された2枚めのソロ・アルバム“Tangos bajos”でした。タイトルにあるようにタンゴをテーマにした1枚で、ここからメリンゴがノスタルジックながらも強烈な毒気をもった「タンゴ・シンガー」としてさらなる人気を獲得してゆくのでした。
それから4枚のアルバムをリリースし、2009年にはアルゼンチンで名誉ある「ガルデール賞」や、ラテン・グラミー賞を授かり、10年にはゴタン・プロジェクトのアルバムにゲスト参加。本作は、自身の作品とすれば前作から3年ぶりのアルバムとなります。
ファンはご存じのとおり、タンゴはもともとブエノス・アイレスの売春宿や裏道で親しまれたヤクザな音楽。そんな時代のタンゴを復権させようというのが彼のスタイルなのです。そのやさぐれた雰囲気はトム・ウェイツを彷佛させ(声は似てませんが)ながらも、どこかロマンティックな匂いが残るのは、やはりタンゴだけがもつマジックかもしれません。タンゴ・ファンだけでなく、欧州や南米ロック・ファンにも聴いていただきたい魅力あふれる男! |