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| 商品名: |
ママ・シソコ/ダイアモンド・フィンガーズ(CD) |
| メーカー: |
サンビーニャ・インポート(ONE WORLD RECORDS) |
| メーカー型番: |
INR-37008 |
| 価格: |
4,070円(税込) |
| [予約販売] |
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2026年3月15日発売新譜 10年の時を越えて、いま鳴り響く澄んだギター 人生と歴史を刻む、ママ・シソコの現在地!!
このところ充実したリリースを続けるデンマークのレーベル《ONE WORLD RECORDS》から届けられた重要作。ライス・レコードではこれまで、トリオ・ダ・カリ『バゴラ』(INR-3424)、エストレージャス・デ・ブエナ・ビスタ『ライヴ・イン・ハヴァナ』(INR-3426)、そして2025年最大の話題作となったハワ&カッセ・マディ・ジャバテ『トゥマロ〜また会う日まで』(INR-3430)などを同レーベルから紹介してきましたが、本作はその流れの中で、マリ音楽のもう一つの太い系譜を鮮やかに示す一枚と言えるものです。伝統を尊重しながらも、現代的な視点と強い社会性を備えた作品を丁寧に掘り起こす同レーベルの姿勢が、ここでも明確に結実しています。 マリ出身のギター名手ママ・シソコ(Mama Sissoko)は1949年、サヘル地方ニオロに生まれました。音楽の道へ導いたのは、叔父でありグリオー歌手でもあったジェリ・ババ・シソコ(Djeli Baba Sissoko)。幼少期からグリオー音楽の環境に身を置き、当初は打楽器奏者として演奏を学んだのちギターへ転向。国民的ギタリスト、ブバカール・トラオレ(Boubacar Traor)から受けた影響も、彼の音楽形成に大きな足跡を残しています。 その後、〈Orchestra A de Bamako〉、〈Orchestre National de Bamako〉、〈Super Biton de Sgou〉といったマリ現代音楽史を象徴する伝説的バンドで、リード・シンガー兼ギタリストとして活躍。1970年代以降のマリ音楽のダイナミズムを内側から支えてきました。1970年にエボニー・ギター賞を受賞し、2023年にはフランス国家功労勲章(Mrite National)を授与されるなど、その功績は長年にわたり国際的に評価されています。加えてサンタナやハービー・ハンコックとの共演、B.B.キングの公演でオープニング・アクトを務めた経験も、彼のキャリアを象徴する出来事でした。 『ダイアモンド・フィンガーズ』は、マンディング文化を基盤に、ブルースやジャズの語法と、ボボ、バンバラ、サラコレ、プル、ソンガイ、マンディングといった多様なリズムを融合した13曲を収録。長年の理解者であるフランス人写真家フランソワーズ・ユギエ(Franoise Huguier)がプロデュースを手がけ、トリオ編成を基調とした簡潔で密度の高いサウンドが、ギターと歌の存在感を際立たせています。 冒頭曲「Commissariat」では、国境で書類を求めるフランス警察に対し「なぜ自分がパスポートを必要とするのか」と問いかけ、アフリカ人としての存在そのものを主張します。続く楽曲群では、兄弟姉妹の連帯、勇敢な人々への讃歌、富める者が貧しい者を支えるべきだという倫理観など、古いマンディング歌謡を再構築しながら、現代社会への明確なメッセージを投げかけます。母への賛歌「Narena」ではフラメンコを思わせる導入でギタリストとしての幅を示し、終盤では1970年代アフロ・キューバン音楽の影響が前景化。アフリカ都市文化が内包してきた越境性と開放性が、自然なかたちで音楽に刻み込まれています。 本作は録音から10年を経てようやく世に出た作品であり、その時間の堆積が、音楽と言葉の一つひとつに確かな重みを与えています。寡作を貫き、熟考の末に作品を世に問うママ・シソコならではの密度と説得力を備えた本作は、ONE WORLD RECORDSのカタログの中でも特別な位置を占める一枚です。
●日本語解説/帯付き
トラックリスト 1. Commissariat 2. Nkana 3. Douga 4. Silami Djama 5. Massane Cisse 6. Gniasso 7. Sembelou 8. Diamond Fingers 9. Mari 10. Batou Mande 11. Narena 12. Hommage au Bitton 13. Diabari
2026年3月15日発売 MAMA SISSOKO / DIAMOND FINGERS |