2012年からソロとして活躍してきたベルギー人女性ヴァイオリン奏者/ヴィオラ奏者/作曲家のカトリーヌ・グランドルジュが、2021年の『黄金郷』(サンビーニャ・インポート INSI-5589)以来となる新作を発表。今回はメイン・ヴォーカルにUKのバンド《And Also The Trees》のサイモン・ヒュー・ジョーンズ、ベースにフランス人音楽家パスカル・アンベールを起用、ギリシャ神話やビート・ジェネレーションなどからインスピレーションを受けた「音の叙事詩集」を目指した。ここでカトリーヌはシネマティックで叙情性を感じさせる弦楽器演奏やヴォーカルを披露。エレクトロニックを効果的に取り入れたアンビエントなその音響は、聴く者のイマジネーションを全方向から刺激してくれる。