1967年に結成され、イギリスの老舗フォーク・ロック・バンドとして今も活躍するフェアポート・コンヴェンションが、2007年以来となる新作アルバムを発表してくれた。現メンバーらによる新曲をはじめ、英国ストリート・フォークの大御所ラルフ・マクテルによる作曲のものなどをここに収録。さらに伝説のメンバー、サンディ・デニーが75年に一時復帰した際に残した「Rising For The Moon」を再演している。フォーキーかつ伝統色溢れるそのサウンドは、イギリスのトラッド系のグループであることを改めて感じさせてくれる。