「記憶の固執」や「ナルシスの変貌」でもおなじみ、現代絵画の巨匠サルバドール・ダリ。そのダリを瞬時にして骨抜きにしてしまったのが、このスペイン出身の女性フラメンコ歌手マルハ・ガリードだ。本作は1974年、パリの老舗ミュージック・ホール〈オランピア劇場〉で行われたコンサートのライヴ録音作品。かねてよりマルハのファンであることを公言していたダリは、彼女からオランピア出演の連絡を受け、本公演のプレゼンテーション役を買って出ている。彼女の気迫に満ちた強烈な歌声、〈まるでハリケーンのようだ〉と称された情熱ほとばしるドラマティックなパフォーマンスは全フラメンコ・ファン必聴だ。74年、Barnafonよりリリースされた『En El Olynpia de Paris Presentda Por Salvador Dali』のストレート・リイシュー。
プレイリスト
SIDE A
A1. No
A2. Mi Amigo
A3. Amor Fugaz
A4. Love Story
A5. Sangre De Mis Venas
SIDE B
B1. Mi Hombre
B2. Esperare
B3. La Piel Cansada
B4. Hoy
B5. Una Cantaora
2021年3月14日発売
MARUJA GARRIDO / SALVADOR DALI PRESENTE M.G. A L'OLIMPIA