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イフリキヤ・エレクトリーク/チュニジアン・スーフィー・トランスの再来(LP)
商品名:

イフリキヤ・エレクトリーク/チュニジアン・スーフィー・トランスの再来(LP)

メーカー: Glitterbeat Records(通常輸入盤)  
メーカー型番: SGI-0095  
価格: 3,300円(税込)
[予約販売]     


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チュニジアのスーフィー音楽とトランス/ポスト=インダストリアルとの融合はさらに深化した!

 これは強烈な1枚!2017年に『ルワヒン〜チュニジアのスーフィー・トランス』(ライス INR-7120)で鮮烈デビューを果たしたワールド・トランス・プロジェクト、イフリキヤ・エレクトリークがさらにパワーアップして戻ってきてくれました。
 イフリキヤ・エレクトリークは、チュニジアの〈イスラム神秘主義〉スーフィー音楽を繰り出す陶酔的なヴォーカル&パーカッションと、フランスの鬼才ギタリストによるコラボレーション・プロジェクト。チュニジア南部の黒人奴隷の末裔からなるスーフィー・ヴォーカル・ティームがプロジェクトのフロントを務めていて、彼らはTchektchekasというカルカバに似た金属製カスタネットと、タブラ(インドのものとは異なる)と呼ばれる太鼓を打ち鳴らしながら歌い、聴くものをトランス状態に導いて癒す、まさにグナワやカッワーリのようなスーフィー音楽の形態をとっています。そんな彼らと対峙するかのように全く異質な音楽性を取り入れているのが、フランスのギタリスト、フランソワ・コンブザ。元々はジャズ・ミュージシャンでしたが、イタリアのガレージ・バンド、キム・スクワッドを率いて80年代後半にユーロ・ポスト・パンク・シーンに登場。以降ドイツ、フランスと拠点を移しながら、アクースティック・バンド、ジプシー音楽、ノイズ/アヴァンギャルド、インダストリアルと多岐に渡る音楽性でアンダーグラウンド・シーンで活動してきました。そのフランソワが数年前より取り組み始めた中央アジアでのフィールド・レコーディングの旅の途中で立ち寄ったチュニジアにて彼らの音楽に触れ、このプロジェクトの発足を思いついたのだそうです。
 そしてチュニジアで最も古い形のまま生き残ってきた宗教音楽と、ノイジーで尖ったエレクトリック・サウンドを高次元で融合させた『ルワヒン…』でセンセーションを巻き起こした彼らが2年ぶりに発表したセカンドが本作。ここでのクレディット部分には「Adorcist & Post-Industrial Ritual」とあって、彼らの音楽を端的に紹介しています。Adorcistとあるのは霊的なものとのポジティヴな交信を意味する宗教用語。そしてPost-Industrialではノイジーでエレクトロニックなダンス・サウンドであることを意味しています。前作でもその旨はライナーに記載されていましたが、クレディット部分に記載することでさらにその部分を本作では強調していると言えるのかもしれません。実際そのサウンドは、前作より鋭角的かつ呪術的となり、その神秘性をさらにビルドアップしてきました。
 アマール808/ケル・アスーフのキーパースンであるソフィアン・ベン・ユーセフもチュニジア出身であることからも分かるように、現在のワールド・ミュージック・シーンの最重要拠点ひとつとなったチュニジア。そんなチュニジアに関連する音楽の中でも、本作はもっとも刺激の強い作品と言えそうです。ワールド・ミュージックに音楽の未来を見出したいリスナーには絶対にお勧め!

IFRIQIYYA ELECTRIQUE / IFRIQIYYA ELECTRIQUE (LP)
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