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商品名: |
キリアコス・スフェツァス/グリーク・フュージョン・オーケストラ Vol.1(LP) |
メーカー: |
Teranga Beat(通常輸入盤) |
メーカー型番: |
SSTB-0009 |
価格: |
3,080円(税込) |
[予約販売] |
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ギリシャのエスニック・ジャズの名作が40年の時を超えてついに解禁!
知られざる貴重音源を、盤起こしではなく高音質なマスターテープから復刻することをモットウとするTeranga Beatから久しぶりに新作が登場。これまでセネガルなどの西アフリカのレアー・グルーヴ作品を中心にリリースしてきた同レーベルですが、今回はレーベル・オウナー、Adamantios氏の故郷ギリシャのレアーなエスニック・ジャズ作品を紹介してくれました。
本作の主人公キリアコス・スフェツァス(1945- )はギリシャを代表する作曲家/ピアニスト。交響楽をはじめ舞踏音楽や演劇音楽、室内楽といったクラシカルなものだけでなく、ジャズやフュージョン、さらには映画音楽まで、その活動範囲は計り知れないほど広範囲です。ギリシャ西部のアムフィロチャという街に生まれ、イオニア海に浮かぶレフカダ島で育った彼は、その地でクラシック音楽の勉強をスタート。同時にクラリネットの音色に惹きつけられギリシャの伝統音楽やジプシー音楽に興味を持つようになりました。10代でピアノの演奏や音楽理論を著名な音楽家から学んだ彼は、60年代後半にはパリへと留学し様々な音楽知識を身につけ、欧州の音楽家らと交流を持つようになりました。その後パリから戻った彼が1976年に結成したのが、グリーク・フュージョン・オーケストラ(GFO)でした。そしてその名義で77年に録音を残しましたが、一部を除きその大部分はこれまでリリースされることはありませんでした。
本作はGFOとして77年に録音した中で、これまで未発表だった音源だけを集めコンパイルした作品で、ギリシャの伝統音楽をモティーフに当時としては大変先進的だったジャズ〜フュージョンのアレンジで聴かせてくれる内容です。楽器編成はピアノ、管楽器(クラリネット、サックス、フルート)、ギター、ベース、ドラムズで、都合5人の演奏家が参加していますが、キリアコス本人は演奏には参加せずコンポーザー/ディレクターの立場で本作に携わっています。そして当時としては最高音質の記録メディアだったオープン・リール(リール・トゥ・リール)に残されていたマスター音源を、さらに最先端の技術でリマスタリングが施されている点は、これまでのTeranga Beat作品と同様です。
高い演奏技術もさることながら、ギリシャやバルカン半島に息づく伝統音楽のテイストが色濃く感じられるコンポジションにも大きく注目して欲しい本作。この貴重な発掘音源のリリースを、是非たくさんの音楽ファンと分かち合いたいです。
KYRIAKOS SFETSAS/ GREEK FUSION ORCHESTRA VOL.1 (LP) |