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商品名: |
キリアコス・スフェツァス/グリーク・フュージョン・オーケストラ Vol.2(LP) |
メーカー: |
Teranga Beat(通常輸入盤) |
メーカー型番: |
SSTB-0010 |
価格: |
3,080円(税込) |
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2019年5月26日発売新譜
ギリシャのエスニック・ジャズの名作が40年の時を超えてついに解禁!
知られざる貴重音源を、盤起こしではなく高音質なマスターテープから復刻することをモットウとするTeranga Beatが1年ぶりに新作を発表することになりました。本来セネガルなどの西アフリカのレアー・グルーヴ作品を中心にリリースしてきた同レーベルでしたが、昨年の『グリーク・フュージョン・オーケストラ Vol.1』(ライス TBR-7146)に続き、今回もギリシャのエスニック・ジャズの代表的音楽家キリアコス・スフェツァスの蔵出し音源をご紹介いたします。
本作の主人公キリアコス・スフェツァス(1945- )はギリシャを代表する作曲家/ピアニスト。交響楽をはじめ舞踏音楽や演劇音楽、室内楽といったクラシカルなものだけでなく、ジャズやフュージョン、さらには映画音楽まで、その活動範囲は計り知れないほど広範囲です。ギリシャ西部のアムフィロチャという街に生まれ、イオニア海に浮かぶレフカダ島で育った彼は、その地でクラシック音楽の勉強をスタート。同時にクラリネットの音色に惹きつけられギリシャの伝統音楽やジプシー音楽に興味を持つようになりました。10代でピアノの演奏や音楽理論を著名な音楽家から学んだ彼は、60年代後半にはパリへと留学し様々な音楽知識を身につけ、欧州の音楽家らと交流を持つようになりました。その後パリから戻った彼が1976年に結成したのが、グリーク・フュージョン・オーケストラ(GFO)でした。そしてその名義で77年に録音を残しましたが、一部を除きその大部分はTeranga Beatが『グリーク・フュージョン・オーケストラ Vol.1』をリリースするまで、世に出ることはありませんでした。
本作はそのGFOが77年に録音した中で、VOL.1にも収録されなかった未発表音源を集めた作品で、ギリシャの伝統音楽をモティーフに当時としては大変先進的だったジャズ〜フュージョンのアレンジで聴かせてくれる内容です。楽器編成はピアノ(一部チェンバロ)、管楽器(クラリネット、サックス、フルート)、ギター、ベース、ドラムズで、計6人の演奏家が参加していますが、キリアコス本人は演奏には参加せずコンポーザー/ディレクターの立場で本作に携わっています。そして当時としては最高音質の記録メディアだったオープン・リール(リール・トゥ・リール)に残されていたマスター音源を、さらに最先端の技術でリマスタリングが施されている点は、これまでのTeranga Beat作品と同様です。
高い演奏技術もさることながら、ギリシャやバルカン半島に息づく伝統音楽のテイストが色濃く感じられるコンポジションにも大きく注目して欲しい本作。演奏のアプローチもVOL.1とは若干異なり、GFOの別の面をここで楽しませます。
エスニック・ジャズやレアー・グルーヴのファンなら絶対に満足して頂ける作品。是非VOL.1と共にお楽しみください。
トラックリスト
1. On a Folk Mode
2. The Widow
3. 40 Steps
4. Seliani
5. From a Foreign Land
6. From a Foreign Land
7. Imprints
8. Alternative Aspect
KYRIAKOS SFETSAS / GREEK FUSION ORCHESTRA VOL.2 (LP) |