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2004年暮れの大津波で多大なる被害を被ったインドネシアのスマトラ島の最西端に位置し、津波の被害ももっともひどかったのがアチェ州。そのアチェのフォークソングを集めたアルバムがこれだ。アチェはいわばインドネシアとイスラム世界とを結ぶ玄関口で、さらにインド洋を挟んで対岸はスリランカ、インドと、様々な文化が古い時代から流入し、混成文化を築いてきた土地柄。当然そこに息づく音楽にも多種多様な側面が見受けられる。このアルバムは現地でもよく知られている有名曲を中心に収録。多様な音楽性の中にも汎アジア的な親しみやすさが感じられる。 |