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アナログ・マニアたちの間で<ブラジリアン・ソフトロックの歴史的名作>と呼ばれた1枚がとうとうCD復刻された。オズマール・ミリートが1971年にソン・リヴリから発表したはじめてのソロ・アルバムだ。
女性コーラス・グループ、クァルテート・フォルマを起用。御大マルコス・ヴァーリも参加。プロデュースはノナート・ブザール。そんな布陣でハービー・ハンコックからジョルジ・ベンまでの多彩な楽曲を、女性コーラスを織り交ぜた見事なポップ・センスで楽しく爽やかに聞かせてしまったのが、このアルバムだ。当時のアメリカの最先端の要素も軽やかに消化。こんなに奥深いブラジリアン・ポップ・アルバムは珍しい。 |