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西アフリカ、セネガル南部のカザマンス地方に住むジョラ人は、セネガルの4%を占める少数民族。全国民の90%以上がイスラームを信仰するなか、彼らは主にカソリックを信仰している。そんなジョラ人のクリスマスのミサで歌われるのは力強いパーカッションの伴奏を伴ったジョラ語による聖歌。時折ハルモニウムも加わり神を讃える。カリオン(鐘)の音からミサははじまり、男女四声構成コーラスはラテン語とフランス語の聖歌を交えながらミサを進行させ、最後にまたカリオンが鳴り響き熱狂の終わりを告げる。類型のないクリスマス音楽だ。 |