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商品名: |
ディ・ナイエ・カペリエ/知られざるユダヤ古謡(CD) |
メーカー: |
Oriente Muzik(通常輸入盤) |
メーカー型番: |
TS-5354 |
標準価格: |
2,750円(税込) |
価格: |
1,100円(税込) |
[予約販売] |
販売終了 |
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マルタ・セベスチェンの盟友〈ムジカーシュ〉のメンバーが参加! ミステリアスなハンガリーのクレツマー・バンド!
先日発売されたハンガリーの歌姫マルタ・セベスチェン『天国の門』(ライスHMR-5136)はもうお聞きになりましたでしょうか。 マルタはハンガリーの民謡を世界に知らしめた最大の功労者ですが、そのきっかけとなったのが、70年代のハンガリーの民謡復興運動の中心にいたムジカーシュというグループとの出会いでした。 マルタの声に惚れ込んだムジカーシュのメンバーはすぐにマルタを誘い、以後、数十年にわたって活動をともにし、ハンガリー音楽の普及に欠かせないアーティスト/グループへと成長していったのです。 そんなムジカーシュのメンバーが参加し、共同作業を行った作品がこちら。 ディ・ナイエ・カペリエはニューヨークのハンガリー系ユダヤ人の家庭に生まれたボブ・コーエンが自身のルーツであるハンガリーで結成したクレツマー・バンド。ボブ自身はヴァイオリンやマンドリン他、多くの弦楽器を担当し、ときにヴォーカルを聞かせます。 ハンガリーの首都ブダペストはヨーロッパにおけるユダヤ人の中心のひとつ、と彼は主張します。実際、ブダペストはヨーロッパで最大のユダヤ教会(シナゴーク)が存在し、戦前にどれだけ多くのユダヤ人がいたかが忍ばれます。 また、ハンガリーは世界でもっともジプシー人口が多いともいわれ、戦前にはそのジプシーとユダヤ人が同じ楽団で演奏することは極めて日常的だったそうです。つまり、音楽においては人種的な壁がなかったということです。 そんな往時の音楽を調査し、現代によみがえらせている彼らが、民謡復興運動の中心にいるムジカーシュが放っておくわけもなく、コラボレイションとなりました。 ここで取り上げているのは、現在はルーマニア領となっていて、かつては多くのユダヤ人たちが暮らしたという山岳地帯の音楽。厳密にはクレツマーではありません。なんでもそこには古いかたちのユダヤ民謡が残存し、それがまた現在のジプシー音楽にも流れこんでいるとのことです。確かに、通常のクレツマーやジプシー音楽のような陽気さ〜哀愁は少なく、ひきずるようなリズムやコブシを効かせた独唱など、あまり聞いたことがないミステリアスな感覚が新鮮です。 言うまでもなく、ジプシー音楽やクレツマーのファンなら聴く価値大アリです。
DI NAYE KAPELYE / A MAZELDIKER YID - OLD TIME KLEZMER FROM EAST EUROPE |