2024年12月15日発売新譜 ポルトガル最古のレーベル《Valentim de Carvalho》取扱開始!! アマリアのポルトガルでの初録音をまとめたアンソロジー作品!!
弊社は今年よりアマリアのオリジナル作品を多数リリースしてきたポルトガルのレーベル:ヴァレンティン・デ・カルヴァーリョの作品の取り扱いを本格的に開始しました。すでに『コン・ケ・ヴォス』『ライヴ・イン・ジャパン 1970』『ファドはポルトガルの心(50周年デラックス・エディション)』といったヴァレンティン制作のアマリア作品をご紹介し、大きな反響を頂いてきました。そして今回4弾としてご紹介するのが、これまで一度も国内流通していなかったこのアルバム。なんと、若き日のアマリアが1951年にポルトガル・リスボンのシアード地区のスタジオで行った初録音をまとめたアンソロジー作品です。 ポルトガルを代表する音楽ファドの女王として知られるアマリア・ロドリゲス(1920-99)。19歳でカーザ・ド・ファド(生のファドを聴かせるレストラン)に出演し始めキャリアをスタートさせた彼女は、1945年にはブラジルで初のレコーディングを経験、そして50年代になるとヴァレンティン・デ・カルヴァーリョの専属に迎えられました。そして1951年6月に当時リスボンの繁華街シアード地区にあった同レーベルのスタジオにて、録音技師ウーゴ・リベイロを迎えて行ったのが、彼女にとっての祖国での初録音でした。ちなみにこのスタジオは当時ヴァレンティン・デ・カルヴァーリョの店舗の2階に設置されていたもので、今日まで成長を続けてきた同レーベルの貴重な音楽カタログを作り上げるための重要な第一歩となった場所と言われています。 このアルバムには当時SPでリリースされたものや、アマリアのキャリア50周年を記念して1989年に発売されたボックス・セットの中で発表されたものも含まれますが、もちろん現在他からは入手できない音源ばかり。さらに未発表のスタジオ録音や、多数の未発表ヴァージョンなどもここには含まれていて、そのすべての録音はオリジナルのオープンリールからリマスターされています。ちなみに名ライヴ盤『カフェ・ルーゾ』の中で取り上げられていた‘Primavera’の初録音や、生涯一度だけ録音したというエディット・ピアフの‘La Vie en Rose’のカヴァー、及びそのリハーサル音源なども含まれています。 すべてが貴重な音源ばかりの本作。ファンなら絶対に外せないアマリア・アンソロジーと言えそうです。