1970年代、それまで保守的だったナッシュビル・カントリー・シーンにロックの精神を吹き込み、反旗を翻した〈アウトロー・カントリー〉の立役者ウェイロン・ジェニングス。男臭く力強いその歌声やワイルドなギター・サウンド、粗暴で無骨なカウボーイ風の出で立ちなどが評判となり、特大ヒット・シングル「This Time」ほか、数多くの作品がヒットを記録した。そんな彼が86年〜88年の間にMCAレコードに残した『Will The Wolf Survive』を筆頭とする4枚のオリジナル・アルバムを2CDにコンパイルしたものがコチラ。アーティストとしてちょうど円熟期を迎えていた頃の素晴らしいパフォーマンスをたっぷりと堪能することができる贅沢な作品だ。