現在のポルトガルでもっとも高く評価されている女性シンガー・ソングライターといえるのがルイーザ・ソブラル。アメリカのバークリー音楽院に留学し国際感覚を身につけた彼女は、デビューした2011年から2016年までに4枚のアルバムを発表し大きな人気を博してきた。日本では5枚目のアルバム『ローザ』(WRR-6010)がすでに発売されているが、本作はそれ以前の過去4作全てを網羅したお得なボックス・セットだ。アルバム・チャートでいきなり最高3位を獲得したデビュー・アルバム『The Cherry on My Cake』(2011)、男性ファド歌手アントニオ・ザンブージョとのデュエット曲も収録されていたセカンド作『There's a Flower in My Bedroom』(2013)、ファンシーなジャケットとシンプルなアレンジがとても印象的なサード作『Lu-Pu-I-Pi-Sa-Pa』(2014)、ジョー・ヘンリーをプロデューサーに起用し、ギタリストのマーク・リーボウやグレッグ・リースといった大物音楽家が参加した4枚目『Luísa』(2016)の4作を完全収録。