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ラニール・イ・ス・コンフント・トロピカル/ガラシア・トロピカル(LP)

価格:7,040円(税込)
[予約販売]: 
メーカー型番:AASI-64004
メーカーURL:サンビーニャ・インポート(ANALOG AFRICA)

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説明
2026年2月8日発売新譜
密林 × サイケ × クンビア。世界中のコレクターを虜にした“ラニールの魔法”、遂に第2章へ!
ペルーのサイケデリック・クンビア!


 ペルー北東部イキートスを拠点に活動し、アマゾン独自のクンビアの魅力を世界へと伝えた伝説的グループ、ラニール・イ・ス・コンフント・トロピカル。その音楽世界を紹介するアナログ・アフリカの編集盤第2弾が、6年の歳月を経てついに登場いたしました。前作『イキートス=アマゾン=ペルー』(AASI-3827)は、アナログ・アフリカの“Limited Dance Edition”として2020年にリリースされ、アマゾン・クンビアの奔放さ、サイケデリックなギター、そしてラニールならではの作曲センスが絶賛されました。本作『ガラシア・トロピカル』はその流れを受けつつ、より深くラニールの創造性に迫る新たなコンピレーションとなっています。
 1935年にホルヘ・ラウル・ジェレナ・バスケスとして生まれたラニールは、若い頃から歌唱コンテストで注目を集めるも、辺境の地とされたイキートスから国内音楽産業へ進むことは容易ではありませんでした。教員として働きながら曲作りを続けていた彼に転機が訪れたのは、人気バンド《ロス・シルヴァーズ》のジョニー・キンテロスに誘われ、1970年代初頭に録音へ参加したこと。ここで形成された彼のスタイルは、コロンビアのクンビア、ブラジル北東部のカリンボー、さらには西側のロックやサイケデリック音楽の影響を独自に吸収した、いわば“アマゾニアの音響実験”とも言えるものでした。その後、リマでの録音交渉が期待外れに終わった経験から、ラニールはアマゾン地域では前例のない自主レーベル〈プロドゥクシオネス・ジェレナ〉を設立。ギタリストのリンベル・スンバ、ルイス・ニグロ、エミリオ・ピーニャ、ベット・ガビリアら多彩な音楽家を迎え、“llullampeo(リュジャンペオ)”と呼ばれた奔放で想像力あふれるアンサンブルを築き上げました。本作に収録された14曲には、その大胆な試みが鮮やかに刻まれています。
 冒頭の「Galaxia Tropical」は、宇宙的な浮遊感を持つギターと柔らかなパーカッションが絡み合う名曲。続く「Bahia」「Inka」なども、密林の湿度と開放感が混ざり合うアマゾン独自の色彩を湛えています。短いインターリュードを挟みながら「Cumbia del Torero」「Pueblo」「Andaluca」など、多様なリズムと情緒が連なる後半部は、ラニールの多面的な音楽性を映し出す聴きどころです。
 80年代に入ると、アマゾン・クンビアの人気が下火になったことを受け、ラニールはラジオ局〈ラジオ・ジェレナ〉を開設。ベレン市場の中心で地域社会の声を届ける人気パーソナリティとなり、のちには政治活動にも挑戦しました。2020年4月、コロナ禍の中で惜しくも逝去しましたが、彼の音楽と活動は今なおイキートスの記憶として深く刻まれています。
 前作に続く本盤は、アマゾン・クンビア史の核心に触れる必携タイトルです。180g重量盤ヴァージン・ヴァイナル、見開きジャケット(Gatefold)仕様でのリリース。アナログ・アフリカならではの丁寧なリマスターと資料性の高いブックレットが、ラニールの唯一無二の世界へと改めて誘ってくれます。

●日本語による説明をつけた帯を商品に添付して発送いたします。日本語解説は同封しておりません。予めご了承ください

トラックリスト
A1. Galaxia Tropical
A2. Bahia
A.3 Inka
A4. Tres
A5. Con Ranil Por Supuesto (Interludio 1)
A6. Gitanita
A7. lbores De Mi Selva
B1. Cumbia Del Torero
B2. Llora Venus
B3. Serenata (Interludio 2)
B4. Pueblo
B5. Mambo En Espana
B6. Lindo Atardecer
B7. Andaluca



2026年2月8日発売
RANIL Y SU CONJUNTO TROPICAL / GALAXIA TROPICAL