Office Sambinha ― オフィス・サンビーニャ

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説明

故・中村とうようのレーベル：オーディブックの諸作品が
オフィス・サンビーニャから限定復活！

　5月25日から音楽評論家の故・中村とうようさんをコレクションを回顧する展覧会『「ポピュラー音楽の世紀」〜中村とうようコレクションでたどる２０世紀大衆音楽のダイナミズム』が武蔵野美術大学で開催されます。とうようさんが亡くなってから４年が経とうとしていますが、そのポピュラー音楽全体を研究・評論する姿勢は今も多くの音楽ファンにインスピレーションを与えています。
　今回の展示会開催に合わせ、生前とうようさんに大変お世話になったオフィス・サンビーニャから、オーディブックの一部タイトルを限定配給致します。オーディブックは1989年から1997年にかけて運営されていた中村とうようさんのＣＤレーベル。ＣＤをＡ５判の詳しい解説が掲載された書籍に組み込み、「ＣＤ＋本」という理想の音楽メディアを追求した「入門シリーズ」と、デジパック仕様の「ミニＣＤブック」の２シリーズで、８年間で約50タイトルをリリースしました。現在では中古市場でプレミアがついてしまっている絶版商品ですが、一部タイトルのデッドストック在庫を確保、元々の定価より手にしやすい価格にて配給いたします。今週は「入門シリーズ」から３タイトルをご紹介します。
　今なお音楽ファンの指針となるオーディブックの名作の数々、この機会にお求め下さい。

※再プレス不可能のため、製造されて20年以上経過している商品です。一部少々の経年劣化が生じているものがございます。予めご了承下さい。
※セール対象外

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カリビアン・ミュージックの鍵を握る
プエルト・リコの味わい深い音楽

　スペイン語で「リッチな港」を指す国名をもったカリブ海に浮かぶ島、プエルト・リコ。かつてスペインの支配下にあり、黒人奴隷がやってきたことから、スペインとアフリカの両方の要素がその文化に反映されてきました。またキューバからダンサやボレーロといった大衆音楽が流入してきましたが、キューバにおけるそれとはまたニュアンスの異なる音楽が作り上げられてきました。
　本作はそのプエルト・リコ音楽をテーマとして組まれた「入門シリーズ」の一作です。ジャケットに大きく写真が掲載された作曲家ラファエル・エルナンデスの楽団によるルンバの名曲「カチート」を筆頭に、ダンサ、白人系のセイスに黒人系のプレーナ、そしてボレーロと、多彩な音源でプエルト・リコが独自に育んできた楽しくも哀愁を帯びた音楽をじっくり聴かせます。『プエルト・リコのボレーロ姫』（ディスコロヒア DISCOLOGIA-004）がロングセラーしているビルヒニア・ロペスら、歌の魅力も存分に。選曲と詳細な楽曲解説は中村とうようさん、概論は濱田滋郎さんが担当。

トラック・リスト
1. Maldito Amor / Manolín Morel Campos
2. Cachita / Rafael Hernández
3. Perfume De Gardenia / Cuarteto Victoria
4. Son Tres / Davilita
5. Mi Gallo De Pelea / Conjunto Típico Ladí
6. La Parranda / Chuito El De Bayamón
7. Para Que Me Acariciaste / Ramito
8. Maria Elena / Tonin Romero
9. El Gallo Espuelerico / Mon Rivera
10. Están Tirando Bombas / El Canario y su Groupo
11. Carimbó / Cuarteto Mayarí
12. Cuando Vuelvas / Cuarteto Flores
13. El Último Adiós / Cuarteto Flores
14. Locura De Amor / Bobby Capó
15. No Pierdas Este Disco / Johny Albino Y Su Trío San Juan
16. Nuestro Juramento / Virginia López
17. Yo Canto / Johnny López
18. Ya Empezo / Noro Morales
19. El Bombo? De Elena / Cortijo & Su Combo
20. Candela / Cortijo & Su Combo

2015年6月21日発売
V.A./A GUIDE TO PUERTO RICAN MUSIC