アミディ・アルドワン/ザ・ルーツ・オヴ・ザディコ(CD) すべてのイメージを表示 価格:3,520円(税込) [予約販売]: メーカー型番:FLR-32017 メーカーURL:ライス(Smithsonian Folkways) この商品について [問い合わせる] 説明 2025年4月27日発売新譜Arhoolieが誇る〈ザディコ〉の礎を記録した伝説のクレオール・アーティストによる貴重音源! ニューオーリンズはジャズの発祥地として知られていますが、ルイジアナ州を代表するもう一つの音楽として、クレオール系アコーディオン奏者クリフトン・シェニエ(1925‐87)の活躍により人気を博した〈ザディコ〉が挙げられます。ヨーロッパ由来のダンス音楽〈ケイジャン〉と、黒人のダウンホーム・ミュージックが融合したこの軽快なサウンドは、ルーツ・ミュージックの世界でも重要な位置を占めています。フィドル主体の〈ケイジャン〉に対し、ザディコはアコーディオンが中心となり、リズム・ギターやウォッシュボード(ラブボード)を加えた、よりグルーヴィーでダンサブルなスタイルへと発展しました。そして、この〈ザディコ〉の礎を築いたのが、伝説のアコーディオン奏者アミディ・アルドワン(1898-1941)です。 本作は、1995年にArhoolieからリリースされた、現存する〈ザディコ〉の最古のレコーディングを収めた貴重なコレクションです。アルドワンは1929年、コロンビア・レコードのアコーディオン・コンテストで優勝し、同年に録音を開始しました。彼は、〈ケイジャン〉にアコーディオンを導入し、現在の〈ザディコ〉のスタイルを確立するきっかけを作った最初の音楽家のうちの一人です。彼の録音は生涯でわずか4回しか行われておらず、そのうちの3回の音源が本作に収録されています。 ルイジアナ州南西部の複雑な歴史の中で育まれた〈ザディコ〉は、フランス系、スペイン系、有色クレオール人、アカディア人など、多様な文化が交わる中で生まれました。アルドワンは、奴隷と自由民の血を引くクレオール系黒人で、英語を話さず〈ケイジャン・フランス語〉を使用していたと伝えられています。貧しい小作農の出身ながら、彼のソウルフルな歌声と卓越したアコーディオン演奏は、多くの人々を魅了しました。特に、彼が演奏に取り入れたシンコペーションの強いリズムや、アフロ色濃厚なシャウトは、後のザディコの発展に大きな影響を与えました。 アルドワンの音楽は、ケイジャンの伝統的なフィドル演奏、ボタン式アコーディオンのシンコペーション・ビート、そしてアフリカ系アメリカ人のシャウトを伴う力強い歌声が特徴です。彼のスタイルは、後のクリフトン・シェニエによる〈ザディコ〉よりもケイジャンの要素が強く、さらには若干のアフロ・カリビアン的要素も感じられますが、このサウンドがなければ、今日の〈ザディコ〉は生まれなかったといえます。 本作は、そんな〈ザディコ〉の原点を記録した、歴史的に極めて重要な作品です。ルーツ・ミュージック・ファンの皆様、ぜひお楽しみください。●日本語解説/帯付きトラックリスト1. Amadie Two Step2. La Valse A Austin Ardoin3. Blues De Basile4. La Valse A Thomas Ardoin5. Two Step D'Elton6. La Valse De Gueydan7. Valse A Alice Poulard8. One Step D'Oberlin9. Valse De Opelousas10. One Step Des Chameaux11. Les Blues De Voyage12. La Valse De Amities13. Les Blues De Crowley14. Oberlin15. Tostape De Jennings16. Le Midland Two Step17. La Valse Des Chantiers Petroliperes18. Valse Brunette19. Tortope D'Osrun20. La Valse Du Ballard21. La Turtape De Saroied22. Valse De La Pointe D'Eglise23. Les Blues De La Prison24. Valse De Mon Vieux Village25. Si Dur D'Etre Seul26. Aimez-Moi Ce Soir2025年4月27日発売AMEDE ARDOIN / I'M NEVER COMIN' BACK