クリフトン・シェニエ/ボン・トン・ルーレ!アンド・モア(CD) すべてのイメージを表示 価格:3,520円(税込) [予約販売]: メーカー型番:FLR-32048 メーカーURL:ライス(Smithsonian Folkways) ツイート この商品について [問い合わせる] 説明 2025年9月7日発売新譜米国ルーツ・ミュージックの老舗レーベル《Arhoolie Records》の人気盤祝・生誕100周年!〈ザディコの王様〉ことクリフトン・シェニエの初期名演集! ザディコ音楽の中心地の一つとして知られるルイジアナ州セント・ランドリー教区オペルーサス出身のアコーディオン奏者/歌手:クリフトン・シェニエ(1925-87)。第一言語としてルイジアナ・クレオール語(フランス語をベースとしたクレオール語)を使用する彼は、伝統的なフレンチ・クレオール音楽の要素とニューオーリンズR&B、テキサス・ブルース、ビッグバンド・ジャズ、ロックンロール、そしてケイジャンの要素を融合した音楽スタイル〈ザディコ〉の先駆者として知られています。アコーディオン奏者として地元のダンス・ホールやバーで活躍していた父親から演奏の基礎を学び、ローティーンの頃よりラブボード(ウォッシュボード)奏者:兄のクリーブランド・シェニエとコンビを結成。地元でのパフォーマンスを開始しました。 シェニエは身体の成長と共に、使用楽器を小さなダイアトニック・アコーディオンからピアノ・アコーディオンへと移行していき、さらにバンド・メンバーにエレクトリック・ギター、ベース、ドラムズ、サックスも追加。ヒューストンとニューオーリンズの間に位置する大規模なクラブ、ダンス・ホール、ジューク・ジョイントで演奏するようになりました。そんな中、伝統的なフレンチ・クレオール音楽の要素とR&Bの要素を組み合わせた独自の音楽スタイルを開発。1942年にはクラレンス・ガーロウ楽団に参加、1954年には黒人音楽のレコーディングのパイオニア:J・R・フルブライトの目にとまり、エルコ・レーベルより最初期のザディコ・ナンバー「ルイジアナ・ストンプ」と「クリフトンズ・ブルース」の2曲をリリースします。そして55年、スペシャルティ・レコードと契約。最初のリリースとなった’Ay-Tete Fi (Hey Little Girl:プロフェッサー・ロングヘアのカヴァー)’は合衆国南部全土でヒットを記録しました。この成功によって、以降はレイ・チャールズ、エッタ・ジェームス、ローウェル・フルスンなどの人気R&Bパフォーマーたちとツアーを共にするようになります。 ツアー、レコーディングと活躍する中、1963年にアーフリー・レコード社長:クリス・ストラクウィッツと邂逅。契約後間も無くして、シェニエはアーフーリーの看板アーティストとして全国的な人気/評価を得るようになりました。1966年バークレー・ブルース・フェスティヴァル出演時には熱量の高いステージ・パフォーマンスにも大きな注目が集まり、サンフランシスコ・クロニクル紙のジャズ評論家:ラルフ・J・グリーソンは「私がこれまでに聴いた中で最も驚くべきミュージシャンの一人」と大絶賛。その後、ブルース・ロック界を代表するアイルランド人ギタリスト:ロリー・ギャラガー(1948-95)がシェニエに対する敬意を示すために「ザ・キング・オブ・ザディコ」というナンバーを書き、偉大なるアメリカン・ソングライター:ポール・サイモン(1941- )は、1986年のアルバム『グレースランド』収録曲「ザット・ワズ・ユア・マザー」の歌詞中でシェニエについて言及。彼を〈バイユーの王様〉と称えました。 今回ご紹介する『ボン・トン・ルーレ!アンド・モア』は、1964年/66年/67年の音源20曲に、73年録音の音源1トラックも加えたシェニエの初期音源集。有名ナンバー「BonTonRoulet」、「Ay, AiAi」、「Black Gal」はもとより、影の人気曲「Houston Boogie」や「I'm on the Wonder」、「Jump the Boogie」なども収録されているため、初期の重要ナンバーについてはこれ一枚でくまなくカヴァーすることができます。また66年の音源では、クリフトン・シェニエの叔父で熟練ヴァイオリン奏者のモーリス・“ビッグ”・シェニエも登場!バイタリティー溢れる若き日のシェニエならではの痛快なザディコ・アレンジが炸裂した、シャッフル、ツー・ステップ、ワルツ、ブギウギ、そしてブルースの数々を心ゆくまで楽しむことが出来る、まさにタイトル通り〈ボン・トン・ルーレ!(楽しい時間を過ごそうぜ!)〉な好コンピレーションです!●日本語解説/帯付きトラックリストはこちらをご覧下さい。2025年9月7日発売CLIFTON CHENIER / BON TON ROULET! AND MORE