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説明

フォークウェイズ“中央アジア・シリーズ”の大本命がこれ！音楽の秘境で花咲く女性たちの歌声！！

　世界でもっとも豊富なカタログを持つ民俗音楽レーベル“スミソニアン・フォークウェイズ”の配給を2012年よりスタートさせる旨は先週お伝えした通りですが、ライス・レコードからの第一弾としてお送りする中央アジア音楽のシリーズにもう１タイトル重要作を追加することにいたしました。
　タイトルにある“バーディック”とは“吟遊詩人”という意味。中央アジアの音楽において、吟遊詩人が果たした役割は大きく、ドンブラやドタールといった伝統弦楽器を携えて伝承歌を聞かせる遊牧民たちの音楽こそが、この地域の音楽文化の核のひとつとなっているからです。このアルバムは、そんな中央アジアの吟遊詩人によって口頭伝承されてきた音楽を現在に伝えてくれる女性歌手にスポットを当てた作品で、同時に広大な中央アジアの伝統音楽を総括する役割も果たす編集がなされております。
　西はトルコに隣接するアゼルバイジャンから、カスピ海を挟んでカザフスタン、そしてアラル海に隣接し“ホラズム”と呼ばれる古代文化の中心地であったトルクメニスタンやウズベキスタン、そして中国に隣接するカザフスタン、キルギス、タジキスタンまでの女性アーティスト全13組を収録。その中にはウズベキスタンで活躍する若くてキュートな女性３人組が歌うハルファ（Khalfa）と呼ばれる音楽や、アゼルバイジャンの歌手ファルガーナ・ガスモフが歌うムガーム、そしてジャケットに写っているカザフスタンの歌手ウルザン・バイブッシノヴァによる声を押しつぶして歌われるジラウ(Zhyrau）など、同地域に息づく様々な歌声のスタイルを紹介しています。
　さらに付録のＤＶＤには、本作の主な収録歌手たちのトーク（英語字幕付き）や演奏シーンなどを収録。さらに中央アジアの豊かな自然や結婚式などの宗教儀式なども折り込まれ、見応えのあるドキュメンタリー映像となっております。
　もちろん48ページのフルカラー・ブックレットには詳細な解説や綺麗な写真が満載。知られざる中央アジアの音楽がグッと身近に感じられる作りとなっております。

●日本語解説／帯付き

トラックリスト
1. Since You Left - Injegul Saburova
2. He Didn't Come - Dilbar Bekturdieva
3. Introduction - Ulzhan Baibussynova
4. The Girl Of Happy People - Kenjegul Kubatova
5. Lovely Sholpan - Aigul Ulkenbaeva
6. Kotush - Ervena Orgaeva
7. I Heard - Zioydullo Shahidi
8. Harman-Dali - Dilbar Bekturdieva
9. The Best Racehorse - Ulzhan Baibussynova
10. White Sand - Ardak Issataeva
11. Bulgun - Ervena Orgaeva
12. Cypress - Injegul Saburova
13. Zhonyp Aldy - Ardak Issataeva
14. Shepherd's Song - Kenjegul Kubatova
15. Talim - Ulzhan Baibussynova
16. Everybody Is Talking - Latife Cheshmeli
17. What If - Fargana Qasimova
18. Red Flower - Kenjegul Kubatova



2024年3月3日発売
V.A. / BARDIC DIVAS WOMEN'S VOICES IN CENTRAL ASIA