Office Sambinha ― オフィス・サンビーニャ

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説明

　アラブ・アンダルース音楽の系譜の中でも特別にユニークな音楽を聴かせてくれるのが、このリリ・ボニッシュだ。1921年にアルジェリアの首都アルジェの下町カスバで生まれ、幼少期からその才能によって注目され、15歳で全国区のラジオで毎週その音楽が流された。その後、パリとアルジェを行き来しながらアラブ・アンダルース音楽にラテン音楽やジャズの要素を取り入れ、独自の音楽を構築。一旦、表舞台から姿を消したものの90年代に「再発見」され、2008年に亡くなるまで現役であり続けた。本作はそんなボニッシュの初のアンソロジー作品。50〜60年代の貴重な録音を多く収録し、希有な存在だったリリの音楽に迫る。アルジェリア音楽ファンには必携の１枚だ。

1. ヤ・イェーマ
2. アミール・ル・ゲラム
3. マザレト・メジェチ
4. アレッシェ、君はぼくを愛していない
5. エッリ・ギール
6. アナ・フィル・ウブ
7. テスファル・エル・アシア
8. バンビーノ
9. 決して親のことを忘れるな
10. アルジェ・アルジェ
11. エリ・メクトゥブ・メクトゥブ
12. ヤ・サミーラ
13. 神はただひとり
14. ギターラ
15. ずっとオリエンタル音楽を歌ってゆくだろう