Office Sambinha ― オフィス・サンビーニャ

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説明

　ドミニカ共和国から、なんと83歳の男性歌手がソロ・デビュー作を発表してくれた。プエルト・プラッタがその人だ。北部の港町プエルト・プラッタ出身の彼が音楽の都サンティアーゴのストリートを舞台に歌いはじめたのは1950年代。それから50年以上　の月日を経て、やっと発表できた初ソロ・アルバムがこれだ。彼が歌うのはドミニカ歌謡を代表するバチャータの創成時代の作品。キューバやメキシコのギター・トリオの音楽を貪欲に取り入れながら、ギター伴奏によるメレンゲ、さらにはそのルーツと思われるマーチっぽい曲まで、知られざる50〜60年代のドミニカ田舎歌謡の多彩さをたっぷり楽しませる。まさにドミニカのブエナ・ビスタといった趣きの作品だ。