Office Sambinha ― オフィス・サンビーニャ

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説明

　60年代後半から70年代初頭にかけて、アマリアが力を入れてレコードに残したのがポルトガルの民謡だった。リスボンのファドだけではなく、幅広い地域の民謡作品を歌うことで、アマリアは真の意味でポルトガルを代表する歌手に成長していった。このアルバムはそんなアマリアの民謡プロジェクトの最後の作品であり、このプロジェクトの完成を告げた1972年発表の金字塔的アルバムだ。それまでの民謡集はオーケストラ伴奏だったが、このアルバムではファドの標準編成が伴奏を務める。ポルトガルの地方民謡までファドに取り込み、ますますスケールを大きくしてゆく女王さまだ。シンプルな美しさを持つ旋律を余裕シャクシャクで歌い飛ばしてゆくアマリアがまぶしい。華やかでさわやかな印象を残す伴奏陣も聞きどころだ。

1. マリタ・ベンタおばさんのファディーニョ
2. 上着を振って
3. サン・シモーンのマリョーン
4. 可愛い顔をしたマリア・リタ
5. アルガの丘のロジーニャ
6. きんせんか
7. 緑のサトウキビ
8. 野人バイラリコ
9. ヴァレンティン
10. 足さばき
11. シンファンエスのマリョーン
12. ティラーナ