Office Sambinha ― オフィス・サンビーニャ

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説明

南アメリカ音楽の楽しさは、もちろん、さまざな影響を受けて発展した広義のダンス・ミュージックがます上げられますが、また各地域の先住民の伝統音楽も大きな魅力を放っています。それはある意味ポップ化した「フォルクローレ」なども含みますが、フィールド・レコーディングした、例えば村の祭の音源などに強烈なものが存在します。
　本作はアルゼンチンの北西部、ボリビアとの国境に近いアンデス山脈にある村での録音。「トライトニック」とは４つの音で構成されている音階のこと。「ペンタトニック」よりさらに原始的な構造ですが、南アメリカ大陸を南北に貫くアンデス山脈の音楽には広く使用されています。そこから得る印象はやはり原始的なものですが、それとともに霊的ともいっていい力も感じさせます。またそれは楽器についても同様で、聴いてすぐにどこの音楽・楽器と当てられるひとも少ないでしょう。とにかく強烈な98年録音。