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クローケ/ラウド・サイレンス(LP)

価格:3,960円(税込)
[予約販売]: 
メーカー型番:SGO-0010
メーカーURL:Oriente Muzik(通常輸入盤)

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説明
ポーランドのトラッド系ミクスチャー・トリオが結成30周年記念盤を発表!

 マリア・タナセの歴史的録音のほか、世界のタンゴ・シリーズといったマニアックなラインナップが魅力のドイツのレーベル“Oriente Musik”から、注目の新譜が届けられました。
 クローケ(Kroke)は、ポーランドのワールド・ミュージックのインストゥルメンタル・アンサンブル。彼らは1992年にクラクフ音楽アカデミーの卒業生である友人たちによって結成。そしてバンド名のクローケとはポーランド南部にある都市クラクフ (Kraków)のイディッシュ語名(קראע, kroke)にちなんだもので、そんな部分からも彼らの音楽には当初より東欧ユダヤ音楽クレズマーの影響を強く感じることができます。そんなクローケは1993年のカセット作品“Klezmer Acoustic Music”でデビュー。その後Womadへの出演や、デイヴィッド・リンチ監督作品『インランド・エンパイア』のサウンドトラックを担当するなどで、その名前は世界中に知られるようになりました。その後10数枚のアルバムを発表、2019年の“Rejwach”(Oriente Musik)以来3年ぶりとなる新作がこちらでした。
 結成30周年記念作ともなった本作では、中欧/東欧音楽の枠組みを超え、様々な音楽ジャンルを取り込んだという、まさに彼らの音楽スキルの集大成のような内容に仕上がりました。彼ら曰く「ポーランドのリール、ケルトのレンベーティコ、メロディアスなアヴァンギャルド、オリエンタルなクレズマー、瞑想的なビバップをここに集約」しているそうで、しかもそれらは引用や借用、トレンドの影響などは一切なく、すべてが有機的に織り込まれたものとして存在し、最終的には唯一無二のクローケ・サウンドとして完成しています。
 バンド編成はTomasz Kukurba(ヴィオラ、ヴァイオリン、ヴォーカル、フルート、パーカッション)、Jerzy Bawoł (アコーディオン)、Tomasz Lato (ダブル・ベース)といったシンプルなものですが、その豊かな感性と高い演奏力で、無限の可能性を感じさせてくれるのが、彼らクローケの魅力。まさに音楽大国ポーランドらしい、なんとも奥行くのあるトラッド系ミクスチャー・サウンドが楽しめます。
 これぞワールド・ミュージック!と言えるゴッタ煮サウンドを追求し続ける、今時珍しいバンド。そんなサウンドが好きな方には是非ともお勧めいたします。

トラックリスト
1. Tango Eklekto
2. Magic Day
3. Dew Drops
4. Early Bird
5. Four Faces
6. Ayah
7. A Little Something
8. Loud Silence

KROKE / LOUD SILENCE