Office Sambinha ― オフィス・サンビーニャ

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説明

　かつて栄えたジャカルタ（旧名バタヴィア）で中華系の人々が演奏する大衆音楽ガンバン・クロモン。ガンバン＝木琴、クロモン＝壺型のゴング等を使って、かつては場末の売春街などで演奏されていましたが、インドネシア独立以降の1950年代には国営放送やレコードで広く親しまれるようになりました。70年代にはベニャミン・Ｓというファンキーな歌手が登場し復活させましたが、彼が亡くなってしまった後は再び低迷してしまいました。
　そんな当地の懐かしの下町音楽、ガンバン・クロモンの代表的な演目をまとめたコンピレーション盤が2作品、復刻音源で知られるBRAVO MUSIKから登場です。先に紹介させて頂いた『ガンバン・クロモン・テンポ・ドゥル』（SIH-0779）の続編として楽しんで頂ける内容です。
　『ガンバン・クロモン・レンガン・ジャカルタ』は８分を越える曲を含め全13曲を73分たっぷり収録。伝統的なスタイルでの長めの演目が多いので、かつて演劇風に結婚式の余興で歌われていたこともあったガンバン・クロモンの、在りし日の雰囲気を味わう事が出来ます。