Office Sambinha ― オフィス・サンビーニャ

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説明

　ニッケ・アルディラは1990年代にインドネシアで一世を風靡したアイドル・ロック歌手。女優やモデルとしても活躍し人気絶頂にあった1995年、不慮の交通事故で19歳という若さで亡くなってしまいました。
　その悲劇の死から20年近く経っても絶大な人気を保ち続けている彼女の、幻のデビュー前音源が本作。25年もの長きに渡る封印からの発掘です。ニッケ・アルディラとしてのデビューは1990年でしたが、本作は1988年に彼女がニッケ・アストリナの名で準備していたアルバム。アストリナの名は先輩女性ロッカー、ニッキー・アストリアから頂いたそうですがそのエピソードとは裏腹に、本作でのニッケはポップな曲を中心に歌っており（中にはスティーヴィー・ワンダー「パートタイム・ラヴァー」そっくりの曲も）、後のハードなロック・ナンバーで堂々と歌い上げる姿とまた異なった魅力を振りまいています。録音時はまだローティーンなので初々しいのも当たり前ですが、それでも堂々とした歌い口が魅力的な一枚です。