Office Sambinha ― オフィス・サンビーニャ

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説明

　アフリカ音楽ファンにすらよく知られていない幻のバンドといえるのが、サックス・プレイヤー、メトゥーラ・トラオレ率いるホロヤ・バンドだ。
　ギネアのセク・トゥーレ大統領が打ち出した伝統文化保護政策によって輩出されたこのグループは、71年にナショナル・バンドとしてデビュー。しかしその後シリフォンにＬＰを１枚だけ残し80年代の初頭に解散した。本作はそのＬＰの収録曲を中心に、コンピレーションやシングルなどに収められていたものを加えたベスト編集盤だ。ラテン音楽の影響を強く受けながらもアフリカ独自のリズムやメロディもしっかりと生かしたそのサウンドは当時のギネアン・ミュージックの典型といえる。