Office Sambinha ― オフィス・サンビーニャ

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説明

　2006年秋、大盛況のうちに幕を閉じた<ラマダンの夜>で来日したケマンチェ・プレイヤー、カイハン・カルホールが所属するマスターズ・オヴ・ペルシャン・ミュージックのメンバーであり、そのグループの中でも特に<国宝>として重要視されている古典歌手がモハメド・レザ・シャジャリアンだ。なんと2003年にはグラミー賞にノミネイトされるなど、国内外で高い評価を受けている重鎮だ。
　このアルバムは、そんなシャジャリアン名義の1984年作品。イラン本国ではイラン・イスラム革命後、若い世代と古い世代の対立のギャップを埋めた＜革命に絶望した世代の最初の悲歌＞と評価された。ひたむきな純真さがひしひしと伝わってくる、最高のペルシャ古典声楽が堪能できる１枚だ。