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ジュリオ・レゼンデ/ファドと、その先に(CD+DVD)

価格:3,630円(税込)
[予約販売]: 
メーカー型番:VCR-33041
メーカーURL:ライス(Valentim de Carvalho)

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説明
2026年5月3日発売新譜
ファドは、ここからさらに先へ──即興と記憶が交錯する、緊張感あふれるライヴ作品!

 ポルトガルを代表するピアニスト、ジュリオ・レゼンデ(Jlio Resende)による2015年録音のライヴ作品が、ライス・レコードとして復活することになりました。クラシックを出発点にジャズへと歩みを進め、現代ポルトガル・ジャズ・シーンの中核を担ってきた彼は、〈ファド〉を起点にした独自の音楽世界を切り拓いてきたことで知られています。
 1982年、ポルトガル南部アルガルヴェ地方の中心都市ファーロに生まれ、近郊の港町オリャオンで育ったレゼンデは、幼少期からピアノに親しみました。彼にとってピアノは単なる楽器ではなく、遊びであり自己表現の手段でもありました。ファーロ音楽院でクラシックを学びながらも、やがて譜面に縛られない即興演奏の魅力に目覚め、ジャズへと傾倒していきます。2001年にリスボンへ移り、リスボン・ノヴァ大学で哲学を学ぶ一方、名門ジャズ・クラブ〈ホット・クルーベ・デ・ポルトガル〉を拠点に演奏活動を開始。その後はパリ第8大学でジャズを学び、さらにニュー・スクールやバークリー音楽大学のワークショップにも参加するなど、国際的な視野を広げていきました。2007年にアルバム“Da Alma”でデビューを果たすと、以降“Assim Falava Jazzatustra”“You Taste Like a Song”などを発表し、室内楽的な構築性と即興性を併せ持つ作風で評価を確立します。トリオやソロを中心に活動を展開しながら、ジャンルにとらわれない表現を模索し続けてきました。さらに2010年代以降は、エレクトロニクスを取り入れた作品や映画音楽の制作、サルヴァドール・ソブラル(Salvador Sobral)とのポップ・プロジェクト《Alexander Search》などにも参加し、活動の幅を大きく広げています。
 そうした歩みの中で彼が改めて向き合ったのが、ポルトガルの伝統音楽ファドでした。自らを「ポルトガルという国の器」と捉えるレゼンデにとって、ファドは単なるレパートリではなく、内面に刻まれた記憶でありアイデンティティそのものでもあります。ピアノを「歌わせる」ことでファドの情感を表現しようとする彼の試みは、2013年の『ジュリオが描くアマリアの世界』(ライス VCR-8123)で結実しました。
 本作はそのプロジェクトをさらに発展させたライヴ録音であり、ファドを再現するのではなく、“その先へ(Further)”と押し広げていく試みが貫かれています。選曲は前作との重複を避けつつ、ファドの古典レパートリを中心に構成。前半ではピアノ・ソロによるストイックな演奏が展開され、旋律の奥に潜む情感を繊細に掘り起こしていきます。そして後半には、スペインの実力派シンガー、シルビア・ペレス・クルース(Slvia Prez Cruz)が参加。レゼンデのピアノと緊密に呼応しながら、ファドの情念をより開かれた表現へと導きます。本作におけるライヴ演奏は、毎回異なる形を取りながら、前進と後退を繰り返し、円を描くように展開していきます。そこには完成された音楽ではなく、常に生成し続ける音楽の姿が刻まれています。
 さらに付属のDVDには、『ジュリオが描くアマリアの世界』の演奏映像を収録。アマリアの映像との共演も含まれており、このプロジェクトの核心にある“過去と現在の対話”を視覚的にも体験することができます。
 ファドとジャズ、そのあいだを往還しながら、新たな地平を切り拓く意欲作。ファド・ファン、ジャズ・リスナー双方に強くおすすめできる一枚です。

※なお付録されているDVDはPALフォーマットとなっており、一般的な家庭用DVDプレイヤーでは再生できませんが、多くのパソコンでは再生可能です。予めご了承の上、ご注文ください。

●日本語解説/帯付き

トラックリスト
1. Uma Outra Mariquinhas
2. Fado Loucura/Sou do Fado
3. Da Alma
4. Gaivota
5. Lagrima
6. Cucurrucucu Paloma
7. Pare Meu
8. Enfrentar o Medo



2026年5月3日発売
JULIO RESENDE / FADO & FURTHER AO VIVO